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  • 2022年04月08日(金)18時07分

3品 「コショウ鹿」で簡単!

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先に紹介した「コショウ鹿」の汁物2品と焼き物1品だ。

まずは・スープカレー。
ベル食品がリリースする最高傑作「スープカレーの素」で絶対失敗しない。お店を超える出来上がりに感涙。作り方は商品のラベル通りに作るだけ。誰でも作れる!

次に・ポトフ。
これはスープカレーの亜種と云っていいかもしれない。コンソメでベースのスープを作りそこに野菜とコショウ鹿を入れるだけ。誰でも作れる!

最後は・ソテー。
コショウ鹿を厚めに切って包丁の背でたたく。フライパンにバターを入れて溶けたら焼くだけ。あまりに簡単すぎて気の引ける御仁はガーリックでも入れてみる? 誰でも作れる!
(注:ロースやフィレでコショウ鹿を作ったときは叩かなくていい。モモや首肉は叩こう。)

日曜日の午後、缶ビール片手に台所で料理するのは実に楽しい。ハンターという生き方は重層的な楽しみがある。 最近は料理番組が楽しくなっている。

  • 2022年04月04日(月)12時04分

「コショウ鹿」なるレシピを紹介したい。

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ずいぶん前のある日のことだ。何気なくだがNHKの料理番組を見る機会があった。
料理研究家の栗原はるみが超簡単な豚肉料理を紹介していた。「コショウ豚」なる名称で料理のメイン素材でもありまた調味料としても有用な食材としての紹介だ。

材料: 豚肉ブロック300g。塩6g。コショウ6g。以上!
作り方: 豚肉に塩とコショウを満遍なくすり込み冷蔵庫で一晩。ドリップはキッチンペーパーで丁寧に取り除く。  出来上がりだ!!

やってみた。これが、
・煮て良し! ポトフでもカレーでもシチューでも良い味が出て且つメイン食材にもなる。
・焼いて良し! 1㎝くらいの厚さに切り包丁の背で満遍なく叩いてフライパンでソテー。
・炙って良し! 叩いてからガスレンジの魚焼きグリルかオーブントースター。
いっや~、実に美味。豚肉料理の最高傑作と思う。

それで、ミートハンターの自分としては当然のごとくエゾ鹿でやってみた。(写真の通りだ。)
単純に豚を鹿に置き換えただけだ。ロースとモモの両方でやってみたが、これが大正解で旨味たっぷりの異次元の新しい鹿肉料理が出来上がった。めっちゃくちゃウマイ!!

栗原はるみは偉大だ。そしてエゾシカ肉はサイコー!

  • 2022年03月30日(水)11時56分

令和3年度終猟。

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今年度の終猟として出猟した。空知、胆振方面だ。

猟果は無かった・・・。ようするにボンズだ。
大きなオス20余頭の群れを伐採地の南斜面で目にしたが発見と同時に走られ間に合わなかった。「残念!」と思いながらも「ま、いいか。」とちょっと鷹揚な気持ちだった。

空知はやっぱり雪が多く鹿の跡はほとんどなく、胆振は雪解けが早く林道のコンディションは最悪だったが大きな群れとの出会いは来期に大きな期待が持てそうでなんかいい気分だった。

今期は出会いも打率もよく豊猟の年だった。
冷凍庫もいっぱいとなった。これからの半年はのんびり車でもいじりながら鹿肉でもつまんで過ごそうかと思う。
旧車のキャブでもいじりながらジビエを肴に「冷酒」だな。

  • 2022年03月23日(水)11時28分

鹿肉料理の薬味選手権。

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カミさんと二人で鹿肉を喰いながら「鹿肉に合う日本の薬味は何か。」の話題で楽しい晩酌となった。
ねぎの小口切りとか白髪ねぎ、大根おろし、カイワレ大根、大葉、おろし生姜、わさび、七味唐辛子、白ごま、からし、柚子胡椒、山わさび、三升漬け、、、
いろんな薬味が候補としてノミネートされた。(冷蔵庫にあるもの限定。)

合わせた鹿肉料理は「漬けのたたき。」
「第一回 鹿肉薬味選手権」の結果は以下の通り。
一等賞; 柚子胡椒
二等賞; 山わさび(普通のわさびもいい!)
三等賞; おろし生姜

一等の柚子胡椒は揺るがないが、わさびとおろし生姜は僅差だった。
その他の薬味も組み合わせると合わせ技で一本!の力強さがあった。
カイワレに大葉とわさびとかも良かった。
大根おろしをベースに七味や一味、大葉、三升漬け。ネギをベースにからしや削り節なんかもいい。

・・・ミョウガやすだち、梅肉もいずれ試してみたい。

今度「舶来薬味選手権」もいいかと思っている。ケチャップ、マヨネーズ、ソース、レモン果汁、ラー油にコチュジャン、豆板醤。(・・・冷蔵庫にあるもの限定だ。)
鹿肉料理はステーキかハンバーグ、竜田揚げに合わせてみたい。

  • 2022年03月22日(火)11時50分

目から鱗。 ダイハツ ハイゼットカーゴ。

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猟ではランクル60をず~と使い続けている。仕事でも、ちょっとしたお出かけもいつも60だ。

今冬、大降雪に除排雪が全く追い付かず、通勤時に経験したことのないような大渋滞が長期にわたり続いた。そして1週間で左足が悲鳴を上げた。(60はマニュアルだ。)
そこで日頃全く興味もなく乗ってもいなかった親父のダイハツハイゼットがAT四駆であったこと思い出し渋滞解消までと思い乗り始めた。
すると、いっやあ~これが実に快適・超便利。カーゴなので目線は高く見通しが利き、ガソリンでオートマチックは軽やかで取り回しが良く、ヒーターの効きもいい。パートタイム四駆はフルタイムとは違い駆動力に安心感もあり心地よい!そして何より荷室がデカい。
何年も全く気にかけなかったダイハツハイゼットカーゴだったが、いい!

乗りながらイメージしてみた。「これで猟に出てもいいんじゃね!?」原付積んで「四輪+二輪」の機動力で猟場巡ったらかなり突っ込めるかも・・・。
10月から雪降るまでと割り切って考えれば、かなり有効な新たな戦力として期待できるかなと思った。

タイヤチェーンもある。予備電源も用意した。スタック対策の備品も準備した。
カーゴのローギアード仕様なのでタイヤをインチアップしてもいいかもしれない。
すでに来季に向けやる気満々だ。・・・リフトアップしてウインチも積んじゃおかな~。
なんだか新しいプラモデルを手に入れたようなワクワクした高揚感だ。

  • 2022年03月16日(水)15時40分

レッドデータ(絶滅危惧種)に思いをはせる。

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野生鳥獣ではない。車の四駆だ。
街場から大きめのRV四駆が急激に減ったように思う。ランクル、サファリ、パジェロにサーフ。
つい最近まで結構走っていたような気がするが、札幌ではほとんど見かけなくなった。
元気なのはプラドくらいか・・・。

ディーゼルエンジンのラインナップが制限されたことと車税だな~。
ガソリンエンジンも燃料代がすごいことになってるし、排気量も4000だ5000だとなると3ナンバーで年間67,000円~87,000円とかの税金だ。SDGsの掛け声とともに在来種クロカン四駆で生き残れるのはジムニーだけとなりそうだ。

そんな中で外来種が幅を利かせ始めた・・・。ジープラングラーにメルセデス、ランドローバー。
猟場では見かけないが、街場や通りすがりのオートキャンプ場でよく見かけるようになった。
ヤル気感満載でデコデコのオフロード仕様。ショールームの展示車輌かと思わせる佇まいだったりするがピッカピカでキズひとつ無い眩しい四駆はちょっと違和感がある。市場価格だって700万とか800万で世の中景気が良いんだか悪いんだかわからなくなるようなプライスだ。

だけど在来種も外来種もひっくるめて10年後には内燃機関自体が生産中止となる。絶滅へ向けてカウントダウンだ。積雪寒冷地の四駆事情がどうなるか今から気になるところだ。

  • 2022年03月10日(木)13時44分

ミートハンティングとしての狩猟。

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自分は「食べる」が基本の狩猟をやっている。
個体の獲得、放血と冷却、精肉、保存。そして料理だ。

「食べる」が最終目的なので如何に良い素材として保存できるかが重要だと思っている。
この「良い素材」の獲得は射獲した瞬間の迅速な処理ですべて決まる。
放血と冷却だ。これさえしっかりできればうまい肉が約束される。
翻って言えば放血冷却不十分の肉はどんなに料理の腕があってもどうにもならない。
射獲の銃声は作業スタートの号砲でもある。

写真は鹿肉の食味UPと保存で考えた料理だ。
・塩麹の鹿肉モヤシ炒め。
・鹿肉粕味噌漬けのロースト。
鹿肉は脂がないのでいっくらでも喰える。

今、新たな保存法で「コショウ鹿」を考えている。料理研究家の栗原はるみ考案の「コショウ豚」の鹿版だ。脂肪分のない鹿肉でうまくいくかどうかチャレンジだ。ポトフやシチューの具材として面白いと思っている。

  • 2022年03月01日(火)11時56分

獲って、食べる。今回は「フライ」だ。

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獲ったはいいけど、冷凍庫がいっぱいだ。
それで「食べる。」で積極的な消費に視点を移さなければならなくなった。

油で揚げない「簡単鹿肉フライ」だ。
今回はモモ肉(外モモ)だ。もちろん内モモでもシンタマでもロースでも可。
・モモ肉を幾分厚めに切る。とんかつの厚さ、大きさのイメージだ。
・塩コショウをしっかりする。(+クレージーソルトもいい。)
・小麦粉をつけて卵液に浸し、パセリのみじん切りを混ぜたパン粉をつける。
・アルミフォイルを敷いたオーブントースターに入れバターを乗せる。
・最大熱量で15分。
出来上がりだ!

油で揚げるのももちろんOKだが、大量の油とその処理で作業が多くなるので、この「オーブントースター+バター乗せ仕立て」がお手軽だ。バターの衣と肉喰ってる感で大満足。間違いない。
醤油をかけていただく。バターとの相性がこれまた最高。
飯にも酒にも合う。

注:オーブントースターに敷くアルミフォイルは四辺を少し折って浅めの箱型にするのがコツ。溶けたバターで揚げ焼きとなるし、庫内に落ちると後の掃除が大変だ。時に火がついたりするので要注。

  • 2022年02月25日(金)16時49分

猛烈な低気圧下でラリーがあった・・・。道東壊滅。

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2月19日から23日で北海道横断ラリーが開催された。

ご承知の通り爆弾低気圧の真っただ中だ。
ロジスティクス業務で同行していたが、半世紀以上の北海道人生の中で初めて経験する大荒れの超極悪台風だった。間断のない降雪と積雪を舞い上げる強風にボンネットの先端が見えないホワイトアウト。当然吹き溜まりは風で固く締まり、ランクルの重量と大径タイヤをもってしてもまるで波に翻弄される船の様なピッチングの連続だった。

天気図も生まれて初めて見る北海道にかかる等圧線がなんと7本。風速は平均で37ktだった。
私見だが北海道での等圧線の理解は、「3本で自宅から出るな!」「5本で爆弾低気圧、災害級の大荒れ。」それ以上はこれまで経験がないので比喩しづらいが、多分「核弾頭級低気圧。」が適切かと思う。
ピークは摩周湖周辺だった。その日のビバークは川湯。何とかたどり着いたものの道東一帯は1本の道を除いてすべて通行止めとなった。エントラントが無事到着出来たのは幸いだった。
翌日のラリールートは閉鎖。コマ図も用無しとなった・・。急遽代替地のビバークを確保し緊急避難。なかなかにシビレル展開となった。(エントラントには思い出深いラリーとなったと思う。)

俺も当初は帯広、弟子屈、根室、斜里~の「道東の猟場の下見だなあ~。」と能天気なことを目論んでいたがいきなりの緊急事態となって結構緊張感があった。

道すがら強風ホワイトアウトの中、路外に突っ込んだ一般車3台の車両をレスキューした。
作業で教訓を得た。「ジジイには気を付けよう!」
雪山に突っ込んだ一人のジジイは何にもできないでいた。運転席に座りハンドルを握ったまま宙を見つめるだけだった。スコップもスノーヘルパーも牽引ロープもなく。牽引フックについてもその存在自体知らなかった。車はホンダのFIT。楽勝で引き上げ、と思ったがランクルがスタックしそうになった。「なぜこんなに重い??」でFITを覗くとATシフトがPレンジだった。(心の中で、「さっさと免許証返納せい!」と叫んでいた。さほど遠くない未来の自分への言葉でもある・・な、と吹雪の中で悟った。・・行く道か。考えさせられた。)

  • 2022年02月18日(金)09時54分

スノーシュー。メンテナンスが必要だ。雪山装備の確認はシーズン前に必須だ!

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スノーシューはMSRのデナリを使っている。
購入してから二けたの年数を優に超えている。
先日、今季初登板の出番があったが使用不能だった・・・。ビンディングのラバーバンドが経年劣化でちぎれた。両足計8本のバンドがすべて千切れるか亀裂が入り全く役に立たなかった。(千切れるというよりは素材が硬化して砕けるといった感触。)
昨期は大丈夫だったので、専用ケースにしまいっぱなしで今季確認もせず現場に持ち込んで上記のような羽目になった。

致命的な大失敗の出来事だった・・・。「装備の確認不十分で現場で窮する。」
もしこれが仕事の部下だったり息子だったら多分かなりな叱責をするところだ。
それがいい歳をした自分がこんな大不覚、大失敗をした。心から恥じ入っている・・・。
ゾンメルスキーを常に併用しているので即コンバートして不自由は無かったが、冬山装備の確認不十分は全く言い訳が立たない。大バカ者でありただの愚か者だ!
北海道で生まれ育って冬山に入るのに・・・あー恥ずかし~!自分の人生史から消し去りたい。
これまでの数多くの失敗に加えまた黒歴史がひとつ増えた。
歳を重ねるごとになにか愚かさが積み重なっていくようだ・・・。
「馬齢を重ねる」の意がわかった・・・。
(ゾンメルスキーのビンディングは革で、ミンクオイルを塗布するだけで30年。ほとんど劣化がない。やっぱ昔ながらの天然素材か~。これもまた考えさせられた。スノーシューも革のビンディングにせばいいのにね~。・・これは言い逃れではない。前向きな提案である!エヘン。)