平成28年5月に「G8伊勢志摩サミット」が開催される。
これに伴い、銃の全国一斉検査が例年より早めて行われることとなった。
銃検査は例年4月から5月の期間であったが、次年度分は年明け早々の1月から4月末日までの実施期間として前倒しとなっている。警察庁から各都道府県警察本部に通達が行われている。
各地猟友会も役員、支部長、部会長に通知を行っている。
詳細については本ホームページの「会員限定ページ」にUPしてあるので参照願いたい。
・道猟友会会長名通知文1枚
・警察庁生活安全局保安課長名通達文6枚(含む検査項目、実施要領)
白厚部会としては本INFOにより周知とする。
部会員各位におかれてはPC環境にない猟友等あれば周知に協力を願いたい。(部会長)
・左右写真は洞爺湖サミットの時の警備風景
・中央写真は警察庁発布原議
山はすっかり葉が落ち見通しもよくなった。だけどその分日没も早まり一日の行動時間は随分と短くなった。これから冬至に向けてまさにつるべ落としの猟野の日没だ。
朝から山入りして、やっと夕刻に出会いに恵まれた。
・・・牡だった・・・。一発で沈めて心の中で「よし!」とガッツポーズだった。
だけどそれも一瞬だった。すぐに冷静になった。頭の中で陽の高さ、獲物の型と重さ、解体と搬出を見積もっていた。時計を見るまでもなくギリだと思った。山での稜線日没は早い。
だけど、こんな時は手が早い。朝方に射獲した時の倍くらい早い。そして何故か丁寧!?
人間、日没に追われる時なにか普段と違った能力が発揮されるのかもしれない。動物的何かなんだろうなと信ずる。
・・・時に牡はイイ。牝とは違ったアドレナリンが出る。だけど重い、、、。
自分はやっぱり牝がいいなあ~。(深い意味はない。誤解の無いように!)
今期は出来るだけ猟野に出たいと願っている。昨期は予想外の仕事に追われ思うようにならなかった。山の猟野、街場の猟野(市場)のバランスを上手に取りたいものだ。(注!街場の猟野では牝に気を付けよう。時に羆より危険な時がある。安易な接近は致命傷となりかねない!)
音楽の世界には「絶対音感」なるものがあると聞く。音の峻別のことだ。
味の世界ではなんというのだろうか・・・。絶対味覚!?
いつものBARで毎回驚かされる・・・。
持ち込んだ枝肉が多様な「逸品料理」となってスッと出される。
そして毎回食して「この肉は、この味付け以外にはありえない!」と思わされるくらいに完璧にウマイ!
一箸ずつ、唸ってしまう。訊くに特別なスパイスや調理器具を使っているわけではない。
そこで「なぜこの部位で、この料理を思いついたのか?」と訊いた。
「見て、触って、捌いていたらその時々で思いつく・・・。」だった。
天性の物とか、才能とか、資質といったもんが確かにあるんだな~と思わされた・・・。
そして彼は素材としての肉も何故かジビエにしか興味を持っていない。猟野で射獲したジビエだけ!!牛・豚・鶏などの畜肉には全く関心がない。
ジビエは難しい素材と思う。牡・牝・年齢・時期・場所・個体差・射獲後の後処理…。どれ一つとっても同じものはない。わざわざメンドクサイものを選択している。
多分、彼も我々ハンターと同種の「大いなる趣味人」であり「チャレンジャー」なんだなと思う。
=ハツのソテー長ネギソース= 鹿ハツ・長ネギ・塩・胡椒・醤油・無塩バター
=レバカツ= 鹿レバー・小麦粉・ハーブソルト・胡椒・たまご・パン粉・植物油
(からしトンカツソース、からし醤油、サンバル)の三種でいただく。
・・・レシピ聞いても、同じようには作れんよなあ~・・・・。
志ある方!是非トライしてもらいたい。
(ハツにはタリスカー、レバにはラフロイグ。バカラだとことのほかうまく感じる。)
風は冷たく、陽は弱よわしくて空が高い。
山は色づき、足元は色とりどりの落ち葉で埋めつくされている。
もし額縁があったならその風景はそのまま絵画だ。秋は良い。
北海道は特にいい。はっきりとした四季と旬の味覚に恵まれている。
なんだかありがたいなあ~と思ってしまう。季節は秋。旬は紅葉(もみじ)で鹿となる。
いつものBARで獲れたての鹿をたたきにしてもらった。当然赤身でレアだ。生姜醤油とわさび醤油、純米酒の冷とともにいただいた。・・・抜群にうまい・・・言葉にできない・・
猟をやってて良かったと心の底からしみじみと思う。
ジビエ世界において熟成肉が美味いことは十分に承知している。しかし和食の優れた手法も主張したい。
=鹿背ロースのたたき、秋のきのこ三種盛=
思わず「最高だー!ザマ~ミロー。」だ。(誰に言っているのかは自分でも不明だが多分EU方面だろう!?なんだか取り乱してしまった。申し訳ない。)
BARのオーナーには敬意を表し、そしてひたすら感謝だ。(だけど本当にBARのオーナーか?鹿肉扱わせたらただもんじゃない。ま、とにかく今期もよろしく~!)
(北海道二世古酒造 純米二世古だ。なまら美味い!)
(総領事公邸バンケットホール) (剣淵町 純米じんじん) (総領事は気さくな外交官だ。)
剣淵町だ。
清酒「じんじん」だ。
いや~ウマイ清酒だ。剣淵でしか売っていない。100%剣淵産の酒造好適米彗星の純米酒だ。
北海道は実はうまい酒が多い。国稀(増毛)、小林酒造(栗山)、田中酒造(小樽)・・・。
剣淵の純米酒はそれらビッグネームに並ぶ美味い酒だ。あったりまえだが醸造用アルコールだか醸造用糖類だとかは一切無縁のホンマモンの酒だ。
出会いはロシアの日本国総領事館。総領事公邸夕食会の席だった。
どんな酒が振舞われているかと思いきや、北海道剣淵町純米「じんじん」だった。なんだか道産子としてかなり嬉しかった。
帰国して早速剣淵で買い求めた。冷でめっぽううまく。熱々間では香が立ち芳醇なうま味がくっきりと際立つ!
随分前からリリースされていたようだが、まったく知らなかった。なんだかかなり損したような気分だった。
これからの季節、鹿肉のたたきで一杯!に最適だと思う。
カミさんも絶対気に入る取り合わせだと思う。
「日本国外務省在外公館御用達」が北海道にあった! 外務省、なかなかに酒の分かる奴がいるようだ。
純米「じんじん」、剣淵町の酒屋や道の駅で売ってる。宗谷方面に出猟の際は是非一度試されたい。
四合瓶で¥1600だ。
「たこ焼き」なんかはどうだろう。
もちろん。舌の肥えた奥様や多くの情報に接している子供たちを納得させられるものでなければならない。
昨今は「銀だこ」なんかがメジャーで市場の支持を得ている。ただ、タコ焼きの王道からは若干外れた「揚げたこ焼き」という新たなジャンルかと思う。(確か8個入りで¥550税込 安くない。)
ここは一発!王道を忘れず、そして新たなジャンルにも挑戦する真正たこ焼き屋で勝負しよう。少しの薀蓄をスパイスにお持ち帰りとなれば「お父さんすご~い!」なんかが期待できるかもしれない・・・!?
安平町だ。札幌圏のハンターなら少なからず、道すがら目にしているのではと思う。
屋号も素晴らしい。一品勝負の気合とガッツで「たこ焼き」である。一切の迷いがない。
プライスがイイ! 元祖たこ焼きの純正サイズで10個入り¥300(税込である!)
伝統のソース味に塩味と味噌味が加わり3種がリリースされている。
10:00~18:00 木曜日が定休日だ。
自分は「塩味」がイイ。冷えたビールが一番だが、これからの季節、清酒でもサッポロソフトのお湯割りでもいい。(家族の土産とは別に自分の分もしっかり用意しよう。土産にならなくなる時がある!気をつけよう。)
初猟といっても解禁日から10日以上たっての山入りだ。
しかも、陽が高々と上がってからのお出ましだ。山の神様も多分「お前!ヤル気あんのか!」と怒っておられたと思う。
言い訳がましく独り言をつぶやいていた。「だって昨日まで、ず~と道北道東出張だったんだもん。くたびれてたんだよね。」と半ば拗ねながらブツブツ言っていた。
当然、山の神様の逆鱗に触れてしまった。一発目で入った崩壊林道で突破に失敗していきなりスタックだ。車が代車という事もあったかもしれないが、自分的には神様から「お仕置きじゃー!」の叱責がたしかに聞こえた。
リカバリーには昼過ぎまでかかった。
そして夕刻に更にもう一回・・・この日リカバリーだけで一日を終えた。
もう、素直に「神様ごめんなさい。」だった。
鹿獲りに行ったんだか、ハマりに行ったんだかわからない一日となってしまった。
おかげでちょっとシャッキリした。解禁モードに入った。
自分の愛車が復活次第、次回キッチリ気合入れていこうかと思う。
追記:今回、ハマりはしたが代車のおかげで「ATはとっても楽ちん!」と知った。そして電動ウインチの速さとパワーには驚きだった。自分はず~とMT一本やり。ウインチもPTOが一番!くらいに思っていたがすこし考えが変わった。
MTでなければならないところ。ATでも大丈夫なところをジャッジ出来ればATも充分選択肢に入る!そしてウインチは電動がイイ!(パジェロにもビルトインできることを知った。=写真右)
だけど解禁に合わせてハンターには「ウインチ付代車」を用意する整備屋もすごいな。例の南区の奥ダ!
秋だー。収穫の秋だー。
今年はジャガイモに力を入れた年だった。かなりの面積で収穫量も相当なものだった。一鍬ごとに立派なジャガイモが転がり出てくる。単純に悦びがある。
大変な労力でぐったりだが、なにか心地よい満足感いっぱいのぐったりだった。
自宅に戻り、ヘロヘロでやっとこさ風呂に入る。長風呂で最高~!
風呂上りに冷た~いビール。至福の時~♪。やっぱり食糧獲得にはいろんな悦びがあるな。
畑に熊の足跡があった。親子だ。畑のど真ん中に糞があった。もしかするとなにか良さげな兆しか~!? さあ~週末から解禁だ。食糧獲得「肉編。」が始まる。北海道はいい。野に山に畑に食糧がいっぱいだ
ただ、今年初の取り組みだった米。「陸稲」では苦戦している・・・
分蘖がことのほか順調で稲は見事にびっしり。だけど栄養が稲にとられて穂に回っていないようだ。身入りが遅い。籾の播き過ぎと肥料のやりすぎが原因かと思う。あと一月待ってみようと思う。
・・・大根とカボチャは全滅だった。鹿だ。この上は精肉として回収してやる!!週末農民ハンターをなめんなよー!
9月から解禁となるお隣は、まずは「鴨猟」から始まる。
湿地が多く湖沼にも恵まれた土地柄からか多くの雁鴨類が飛来する。
鴨猟のスタイルは「デコイと鳥屋」。だいたいが友人同士で二人組が多いように思う。時に家族連れでバーベキューなんかもあったりする。
ご多分に漏れず日の出と日の入が忙しい。だけど昼間はピクニックとなってウオトカを飲りながらのんびりと楽しみながら時間を過ごしているといった風情だ。
一緒に過ごしていても「猟欲」といったギラついたものはあまり感じられず「猟を手段に自然を楽しむ。」といった感じだ。(もちろん単独猟の時の彼らのスタイルは知りえない。)
そして我々の猟と大きく違うのは獲物を獲てからだ。彼らは射獲した後の腸抜きをしない。毛も毟らずにマル一日ほったらかしだ。処理するのは翌朝。(彼の地ではきわめて一般的で普通。面倒だとかズボラとかではない。おいしく食する方法とのことだ。???)
料理法はスープが多い。スープはまあまあだが、その肉と言ったら喰えたもんじゃない。(ご同輩なら理解いただけると思う。)
だけど彼らは「ウマイ、ウマイ」と言って実に楽しそうに喰らいついている・・・。
欧米系とアジア系の味覚に関する人種差なんだろうか??「同じ地球人か?」と疑ってしまうほどにこの点だけは全く理解できない。
随分と前の話だが。一緒に羆猟をしたことがあった。その時も同じだった。肚も抜かず、放血もせず翌朝までほったらかし。翌朝ステーキで食った。自分にとっては当然うまくない。彼らは「うまいうまい」だった。
・・・どうやらいまだに彼の国と平和条約が締結できない理由はこのあたりにありそうだ。
(道ダ!) (オイルシールだ!) (スタビ溶接だ!)
先週までちょっとの間ロシアへ行ってきた。車を持ち込んでの現地ルート他の調査だった。
通行可否の調査と具体的コンディションの調査だった。
とんでもないルートばかりのせいで持ち込んだ車両も悲鳴を上げトラブルの続出だった。
ま、古い車であるので当地のせいばかりにはできないが・・・。
極悪路2500㎞からの贈り物は以下の通り。
1、リアオイルシールからの漏油。
・ロシアで部品を求めて彷徨い300㎞。50kmごとに止めては給油しながら走った。切なかった・・・。
2、リアスタビライザーの折損。
・とんでもない悪路でスタビの許容力を超えてあっさり千切れた。これも溶接屋さんを探して200㎞・・・
3、水深1mを超える渡河の連続でヘッドランプバルブ切れ・・。
・今も切れた状態。フォグ下向けでしのいでいる。シールドビームの部品待ち。
4、原因不明のオーバーヒート。一回冷やした後は再発しないので気味が悪い。
・もちろん今はウオーターポンプとサーモスタットの部品待ち。
5、PTOアウトプットからオイル漏れ。現在シール待ち。
6、バンプストッパーの嵩不足。フルバンプの連続でラバーが千切れたり、タイヤがフェンダーにぶつかったり、タイロッドに干渉したり・・・。移設と嵩増しが急がれる。
・・・ETC・・・・おかげで予定していた残り500㎞は次年度調査になってしまった。
そして今。・・・はたして解禁、初猟までに整備が間に合うだろうか・・・
ご同輩!車大丈夫?
山の中で車が壊れると実に切ないよう~。特にオイルシール関係は漏れる前に交換しよう。
冬の猟場は厳しいゾー。
・・・次は多分オルタネーターだな・・・