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  • 2020年04月20日(月)09時25分

マニュアル車の宿命「クラッチ」、修理に出した。例の定山渓の奥ダ。

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(左:限界を超えたクラッチプレート。右:油浸み、ゴミ一つないピット。)

35万kmのランクルだ。昭和63年車(1988年)いまだ現役で山入りしている。

ついにクラッチだ。いつかは来るなと思っていたがついに来た。山に入れば半クラでの運用が多くなるのでMT車は仕方ない。しかも大径タイヤなので更なる負担がかかっていたと思う。
例によっていつもの定山渓に電話した。
「クラッチ。ダメになった~お願い~。」
「とうとう来たかい。代車あるから持っといで~。」

で、1週間。できた。
クラッチ板にクラッチカバー、パイロットとレリーズベアリング、メンドラシール、エンドシール、ついでにミッションオイル交換。
外したクラッチはリベットまで削れて、ベアリングは固着していた。
クラッチ交換というよりもオーバーホールにちかいものとなった。
ま、これであと20万㎞は全く心配ない。心が軽くなった。・・・財布も軽くなった・・・。

ランクル部品は高価で重量もあって、ま~金かかる。
次なんかあったらジムニーかな~。ジープかブリザードなんかもいいなあ。
カミさんからは「郵便屋さんの原付カブでいいしょ。」 とほほ、、。

  • 2020年04月13日(月)12時27分

マルタイ 棒ラーメンがすごいことになった。

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昔の山泊まり系のハンターなら「ラーメンといえばマルタイ」であり「棒ラーメン」と思う。パッケージもおなじみの中華柄だった・・はズ・・・。

それが、それが、、
俺の棒ラーメンがナント女子ダイエットフードに様変わりしてしまっていた。
全面ピンクでカロリー表示を中心に、英文で「NOODLE SYOUYU」だ。
もう恥ずかしくて買えな~い。

棒ラーメンを買うときは何か・・「気合」とか「気負い」があったはずだ。手にしたときに日清やマルちゃんには無い「行くゾ!」みたいななんかあった。・・ピンクか~。

・・・とりあえず食してみた。変わらぬまんまの棒ラーメンである。昔の調味油無しバージョンで麺、スープ。以上。(元祖は調味油がいつのまにか付いた。)
調味油無しは手間もゴミも最低限でいいのだが・・・ピンクか~・・・。
(隠れて買って、作るときも人目を避けなければならない・・・。)

今では山泊まりがあったとしても車中泊だし、その回数もめっきり少なくなった。故に山で食することもなくなったが必ずザックには入っている。賞味期限が過ぎて半年か一年くらい経った頃思い出して家でたまに食べる。(ノンフライ麺は日持ちする。スープが固まる前が食べごろだ。)

 時代は令和。・・ピンクか~。感慨深い、、、

  • 2020年04月02日(木)08時37分

令和元年度の猟期が終わった。

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全く身の入らない猟期だった・・・。
一昨年の狩猟事件は衝撃的なもので、いまだ猟場猟期に大きな影響を残している。
それに加え今期前期は、「おらが山」的な田舎のよくわからない理屈で煩わしい事があり、後期は今も猛威の中国ウイルスで街場(仕事)が大混乱だ。

世間と距離を取って、自分の時間を主体的に創造できるのが猟と思っていたが、なんだか「社会的忖度」やら「実利・生活・対策」なんかのめんどくさいことばかりが四六時中頭を駆け巡って自分が考えるところの「猟」にはならなかった。
猟場に入っても高揚する何かやポジティブな前向き感ではなく、頭の隅に何かネガティブな影があって最低な猟期だった。

次年度は自分が思うところの「猟」を実現するために適正な対策をとる!そして良い猟期にする!!と勝手に決めている。(意志あるところに道は開ける!)

今から気分盛り上げていくために解禁までは簡単便利な鹿肉料理とうまい酒で週末を過ごそうと考えている。外出自粛にもなる。よ~し今日から仕込みだ!
前向き、前進、前のめりー。
(料理の写真はバーで料理してもらった時のもの。こんな風にできたらいいなあ~。)

  • 2020年03月09日(月)06時37分

温根湯温泉に泊まった。小学生の時以来だ・・・。

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(写真はフロント周りと朝食だ。)

オホーツク方面内陸部に出向いた。
宿は温泉の穴場を探して行き当たった『温根湯温泉』
 いや~最高だわ。
なんといってもあの「中国ウイルス」と距離感があるのが良い。
予約時に電話で訊いた。「〇国人と△国人はいるのか?」
フロントの回答は「いません。」だった。
(前々からインバウンドと称する〇国人や△国人は層雲峡止まりで温根湯は少なかったそうだ。)

実際チェックインの時にも、風呂場も、食事の時も〇国語、△国語はどこからも聞こえてこなかった。それどころか日本人もほとんどいなかった・・・。
ホテルには申し訳ないけど「いや~、あずましい~。(北海道弁で落ち着くとか安らぐ。)」が正直な気持ちだった。

ただ、観光サービス業はインバウンドを別にしても国内需要まで冷え切ってしまって底が見えず大変な事になっているのを肌で感じた。(…すべて中国のせいだ。SARSに引き続いての2度目の中国発の災厄だ。)

温根湯。部屋もお湯もごはんも良い。
冬期、一人なら「1泊朝食付きビジネスパック」がお得だ。ビジネスホテル並みの料金だ。
何にもないけど、落ち着いた時間がゆっくり流れる昭和チックな温泉地だ。たまには「猟+いい温泉」なんかもいいんじゃないか~?

  • 2019年10月10日(木)06時03分

鴨だ、猟期だ、捕り放題だ。

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早起きしてみた。(いや、正直に言おう。勝手に目が覚めた・・・これは結構ショックだ。)
出勤前の時間つぶしも散歩くらいしか思いつかなかった。 IKKOだったら「オ・ト・シ・ヨ・リ~!」のフレーズが出るところだろう。

散歩のコースも自然と川沿いの遊歩道に足が向くようであれば完全にベテランの部類だ。
そして、その川沿いには本物のベテランが実に多い。お仲間感があり、溶け込んでしまいそうというか取り込まれてしまいそうなブラックホールのような強力な引力を醸し出している。「オッハヨウ~ゴザイマ~ス。」で、もう後戻りはできない。
年金前なのにもうその世界の新入会員として登録されてしまった・・・。「シマッタ~!!」でももう遅い・・・。

んで、そんな時に鴨が出た。ハンターの血を思い起こさせてくれた。「助かった~。危なかった~。」もう少しでその世界のベテランと並んでにこやかに体操するところだった。(あと10年は待ってほしいと心から思った。)

鴨ありがとうー!
そこで鴨だ。
俺の中での鴨は藪の中を忍んで近づいて発砲するか、掩蔽して待ちを張るか、銃も12番で自動銃の3連発が基本だ。そして射獲も回収も結構大変だ。
ところが今回の街中の鴨はなんと団体で、泳いで、歩いて、寄ってくる。罠も網も銃もいらない。
箒でも塵取りでも靴ベラでもなんでも捕れる。多分手掴みでも行けそうだ。
時期は解禁!鴨は狩猟鳥獣指定。これは自由猟具で自由狩猟OK.。完全に適法だ。

だけど自分、やっぱハンターなんだなと思う。街中での出会いには全く猟欲がわかない。「ゆっくりしていけ、腹いっぱい食べれよ!」だ。

すでに解禁。だけどしばらくは仕事で出猟できない。そんな時ちょっとだけでも野生に出会えた朝はなんかお得感があった。

  • 2019年08月16日(金)06時57分

断捨離!

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 流行の「断捨離」をやってみた。
・「自分にとって本当に必要なものか見つめなおす。」
・「モノへの執着から解放。」
そんなことの意味だそうだ。

潔く捨てる!が基本の様だが、凡夫の俺は「いやいや待てまて勿体ない。ヤフオクで売ろう!」の凡庸さだ。なんだか気合にかける断捨離で情けない・・。(ヤフオクも自分じゃできないので取引先のサイトで代理出品してもらった・・。周りに迷惑かけてる断捨離だ。)

「12番用弾帯」2点に「ゲームファインダー」他いろいろだ。
弾帯はオール革製のしっかり造り込まれたロシア製。12番装弾用で無蓋タイプと有蓋タイプ。ほとんど未使用!(1~2度試着した位だ)
あまりに上等でいい出来だったんで思わず購入したが、それゆえに出番がない。
鉄砲始めた時に友人からもらったビニール製中古品のボロボロが気兼ねなく使えて定番でなじんでしまっている。

ゲームファインダーもサーマルだが、今やスマホ連結カメラが小型で画像表示となっていて主流だ。

他に鴨の羽根抜きアタッチメントなんかも出てきた。何で買ったのか思い出せないが多分便利と思ったんだろう…。これも未使用で放出だ。
携帯用12番洗い矢セットなんかも未使用で出てきた。まだまだ衣装ケース一箱分くらいいろんなモンが出てきそうだ。

  • 2019年07月30日(火)18時17分

今度の猟期スノーバイクいかがかな?かなりの機動力が期待できる。

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スノーモービル、四駆ATV、クローラー軽トラ。
冬の活動で期待された機動力だ。
どれも大好きな内燃機関系のツールだ。

昨冬、たまたま「スノーバイク」なる新たな機動力を体験する機会が有った。実に面白い。
狩猟にはもってこいの機動力だ。スノーモービルもATVもクローラーも斜面(トラバース)が苦手だ。構造的に不向きであり無理がある。
スノーバイクはルートを選ばない。平面・斜面・林間・谷間・・・・。
基本的にバイクなのでバックギアは無いが単車構造なので取り回しが良く万が一のリカバリーも容易だ。

夏はバイクとして。冬はスノーバイクとして通年で活用可能だ。
公有地狩猟では原則使えないが、私有林等の民地では問題ない。

単車乗りのハンターにはお勧めだ。ただちょっとお高い・・・。

(スノーバイク、写真整理していたら出てきたので話題提供でした~。)

  • 2019年07月25日(木)06時51分

夏の北海道は海辺もいい。突き抜ける解放感は秀逸だ。

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猟期のフィールドは山と谷に渓流だ。海はほとんどない。昔々に鴨猟で海岸から広がる草地で猟をしたがいつだったか覚えてないくらいになってしまった・・・初冬から冬にかけての海は黒く寂寥感が強い。そして海鴨は美味くない。
そんなんで、やっぱり海と言えば「夏だな!」となる。陽の高さで青や緑の色を見せてくれる夏は晴れ晴れとした気分にさせてくれる。

仕事の移動途上、あまりにいい海だったので海岸で昼食を取った。わずかの時間だったが「英気を養う。」がわかったような気がした。
そして足元にはフットプリントだ。デッカクて重そうな跡がそこかしこで、しかも群れで新しい。北から南に抜けている。

妄想した・・・日の出とともにデッカイ牡を先頭に群れが移動する。砂浜の片側はドッカブリの丘が連なり、反対側は海だ。群れは丸ごと逃げ場がない。正面から獲り放題~!

いい昼食タイムだった。

  • 2019年07月19日(金)06時51分

北海道は河原がいい。音の風景が広がる。

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猟期の秋、初冬の河原もいいが、夏の晴れ空の下、のんびりするのは実に爽快だ。

林道、廃道を詰めて行って崩落河岸から河原に乗り入れる。まずは人がいない。
そこにはすっごい贅沢な空間と時間が広がっている。
山間なのでいい風があり、虫が寄ってこない。

何をするわけでもなく、ただひとりボーとする。

水の流れる音と鳥のさえずり。風が揺らす木々や笹の波音。最高だ!
サイドオーニングではないが車のルーフからタープ張ってイスとテーブルだけのサイトだが抜群の解放感だ。
何にもしない。ただ座っているだけ。自分的にはもっとも贅沢な時間だ。

実は雨の日も悪くない。土砂降りは困るがにわか雨の時はタープをたたく雨音がいい。
タープから出られないことが落ち着きを演出してくれる。
「何もできない。」時間がうれしい。

ポイントがいくつかある。全部猟を始めてから偶然見つけたものだ。狩猟という活動は冬だけじゃなく四季を通じていろんなことや機会をあたえてくれる。

(・・・曇天は厄介だ。ただ重たい時間で全く楽しくない。)

なんだか、仙人になりたいなあ~と思いはじめた。

  • 2019年07月17日(水)06時32分

猟場の林道を覗いてみた。

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昨期は国有林、道有林が事故(事件)で閉まり事実上全域禁猟状態だった。
その前には胆振東部地震もあった。
まったく出猟できる環境になく猟場へたち入ることもなかった。

自分の猟場とするところも地震の影響下にあり、どんなだか全く見当もつかなかった。

たまたま近辺に出向くことがあり林道に入ってみた。
いたるところ林道崩壊でゲートが閉められ、かろうじて、という場所でも土砂崩れに無理くり踏み跡をつけたような状態で、復旧ははるか先の印象だった。

降雪時期は充分注意しなければならない。今回調査できなかった場所も同様なコンディションと思うし猟期前にできるだけ多く見ておきたいなと考えている。

猟師はセルフレスキューが絶対だ。
その為の装備、技術、知見、経験が求められる。
過信せずに謙虚で臆病で小心者でありたいと思う。

ま、時にはやっちゃうけど、そんな時は伏し目がちに肩を落としながらワイヤーを引き、ハイリフトジャッキと格闘しながらひたすら掘るしかないなあ~と思っている。

この年になって、猟って結構過酷なもんだなと気づきはじめた・・。