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  • 2017年04月03日(月)17時19分

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」4月17日(月)は注目だ!

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道東在住の猟師「久保俊治」氏のプロとしての生き方が掘り下げられて放映される。
ノンフィクション「羆撃ち(KUMAUCHI)」の著者である。

同番組は「誰もが認める、その道のプロ。いつの時代に有っても常に挑戦者であり修羅場をくぐり、自分の生き方に確固とした「流儀」をもっている仕事人の紹介。」をコンセプトにしている。
ま、平たく言えばその世界での頑固者の紹介ともいえるかと思う。今は少なくなった・・・。

狩猟の世界はなかなかTVカメラと縁がない。しかしそこにNHKだ。ドキュメンタリーだ。CMなしの50分間。充分期待していいと思う。

久保氏とは数年前に猟友会主催のフォーラムでご縁をいただいた。講師としてお越しいただいた。しゃべり言葉を紡ぐことに慣れていない感じだったが、その存在感は強烈なオーラを発していたように思う。多分TV画面からも絶対に伝わるものと思う。

何年か前に「情熱大陸」という番組に出演されていた。その時も画面から圧を感じた。

4月17日NHK総合TV 午後10:25分からの放送だ。是非ご覧いただきたい。
(本件、更なる詳報があれば加筆していきたい。)

=4月18日情報!=
有料だが見逃した方に視聴のチャンスがある。NHKの専用ホームページでオンデマンドだ。
http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017077447SC000/?spg=P200800006600000

  • 2017年03月29日(水)06時56分

自家製鹿肉生ハム。のオープンサンド。

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引退する大先輩からいただいた鹿肉生ハム。
いつものBarにキープしてある。

Barオーナーがヒト工夫して出してくれた。
クリームチーズをベースにしたディップと玉ねぎのスライス。そしてロシアの黒パン「ボロジンスキー」のトースト。

黒パンにディップを塗り、オニオンスライスを盛る。そして鹿肉生ハムを載せ粗挽き胡椒を振る。オープンサンドの出来上がりだ。
ライ麦の黒パンがディップもトッピングも生ハムも完全に受け止めてタダモノデハない逸品に仕上げてしまった。ちょっとのトースト感が更に食感を際立たせる。
生ハムの塩加減が絶妙だ。前回の生ハムはモモ肉だったが今回のはロース。筋が無いので歯触りも良く食べやすい、オープンサンドにはベストマッチ!


生ハム・・・まだちょびっと残してある。
製造者である先輩を誘って飲みに行こうかと思う。
冷えたウオトカのストレートを合わせてじっくり行きたい。

この間の猟果、ソーセージに出さずに生ハムに挑戦してみようかな?
作り方を伝授頂こうっと!

  • 2017年03月22日(水)06時42分

寂しくなる・・・。

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尊敬する人生の大先輩の猟友が鉄砲を置くことにした。
強く慰留したが次期猟期前にすべて返納すると言っている。
寂しくなる。

人格者で、猟友会関係以外でも多くの公職に付き多方面から信頼され当てにされ、そしてそれらに応えられてきた方だ。・・・あまりに惜しい。

鉄砲を置く理由は年齢と健康面とのことだ。
元気なうちに家族に迷惑かけることなく身ぎれいに、と言っていた。すべての役職からも降りた。男として見事な考えと処し方だ。分かっていてもなかなかできることじゃない。
見習いたいものだ。

巷、適性も能力も全く無く、何も出来ないのにそんなのに限って「役」「肩書き」に執着し、ぶら下がり、一度手にしたら放さないといったみっともない輩が多い。一方で「男の作法」を知り実践する侍がいる。良き先輩と知り合えたことに感謝だ。
そして「鉄砲は置くけど、猟には出たい。」と言っていた。来期からは運転手としてご一緒頂こうと思う。まだまだいろんなことをお話したい。

先週、その先輩ハンター最後の獲物のおすそ分けをいただいた。今期のシカ肉生ハムだ。
いつものBarでちょっといい酒で頂いた。 実にウマイ生ハムだった。Barのオーナーも絶賛だった。塩梅が絶妙で最高の出来映えだ。

けど、ちょっとのほろ苦さもあった。
一人だけのBarで喪失感とあまり遠くない自分の将来と仕舞い方を重ねていた、、、、。

  • 2017年03月16日(木)06時16分

キッター! 女子バイアスロンだ。

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厳寒の北の国への出張は結構面倒だが、楽しみもある。
女子バイアスロンワールドカップの中継だ。

これまでも何度か紹介してきたが今シーズンも視聴することができた。
日本でなぜ中継しないのか不思議だ。確かに選手としての日本勢の結果は毎年かなり不本意でいつまでたっても振るわない・・・。どんけつ争いみたいな感がある。「自衛隊!本職だろ。頑張れ。」だ。

ま、そんなことはどうでもいい。
まずは写真を見ていただきたい。今年も美形ばかりの選手が勢ぞろいだ。ハズレ無し!だ。
「シャーロット ケイトフォックスが団体で居る。」そんな感じだ。

あ~、今気づいた。なぜ日本で中継しないのか・・・。
競技結果だけじゃないな・・・。な~るほど。仕方ないな・・・あまりに・・・。
・・認めざるを得ない、、不都合な真実を。

試しにそんな視点で男子バイアスロンも視てみた。
(写真は無いが)こちらもハズレ無しで構成されている。う~ん、日本が抱える課題は大きくて深い。

男女ともに表彰台はドイツ、フランス、北欧系。ウクライナ、イタリア、ロシアなんかで占められていた。競技結果というよりは「ルックスの順か?」というほどのビジュアルだった。
夏冬通じて他の競技では日本とヨーロッパのビジュアル感にそれほどの差は感じない。しかしバイアスロンだけは別だ。あまりにレベルが高い。客観的に日本にとって鬼門だと思う。 
(解決策はある。スポンサーだ!ジャンプの高梨沙羅には今期から資生堂がついた。その瞬間に大きく変わった。バイアスロンには高○クリニックのスポンサーなんかいいかもしれない)

女子バイアスロン。銃所持にネガティブな風潮が残る日本で何とか知名度を上げてもらいたい。肯定的な理解につながればと願う。

  • 2017年03月14日(火)06時00分

ちょびっとの間、出張だった。

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北の国だった。寒かった。最低気温が-40度で、先の東南アジア某国がプラス35度だったから気温差75℃。装備も真逆でTシャツからダウンジャケットだ。24時間で体調を含め準備するのが大変だった。
お役所の委託事業だったのでかなり頑張ったけどキツカッタ。

それでもハンターの自覚は忘れずに現地での昼食時間にハンティング関連のお店を訪問した。
当該店、看板には治安関連の制服屋さんとなっていたが長年の経験から多分何かあると思って入ってみた。
案の定あった。アウトドア関連だ。

二品購入した。伸縮式のショットグラスとナイフだ。
正式にはグラスではないが、ステンレス製で小さく圧縮してキーホルダーになる杯だ。スピリッツを飲るに適している。邦貨500円位だった。

ナイフは着脱式の四徳ナイフで面白そうだったので購入してみた。
鋸に、ナイフ3種のガットフック付きで完全に狩猟用だ。
自分的には実際に使うことはなさそうだが、面白狩猟グッズでいいかと思い買ってみた。
邦貨3,000円しなかった。
(店の品揃えには銃剣もあった。彼の国のアウトドアスポーツは治安・国防と同一線上にあるようだ。)

・・・ここ数年、冬になると仕事だ。
「俺の猟期を返せ~!」と叫びたくなるが、海外のハンティング事情に触れられることをメリットとして何とか辻褄を合わせている。
最近の自分の人生目標は「夢の年金生活者」だ。まだ二ケタの年数が残っている。遠いなあ~・・・。

  • 2017年02月27日(月)06時21分

ちょびっとの間、出張だった。

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東南アジア某国の山の中へ行ってた。携帯は通じるけどWifiが無いといった中途半端な現場だった。仕事をすると考えると一番困るシチュエーションだ。

そんな出張途上で射撃場を見つけたので覗いてみた。
レミントンのショットガンにライフル、自動小銃なんかがラインナップされていて「一弾倉幾ら。」のような射撃場だった。
ハンドガンもあった。45口径に357mag,38sp,etc…。

長物は日常なので、折角なので短いのを二つ試してみた。45オートと38リボルバーで25m。
結果は見ての通り・・・。狙ったところとは程遠く、的紙に入れるのが精いっぱい。
射場のアンちゃんは、ウマイウマイとほめてくれたが多分バカにされたんだろうなと思う。

結論!同じ装薬銃だけど長いのは当たる。道具としてOK! 短いのはロクなもんじゃない。
(・・・多分に負け惜しみが入っている。)

撃った感触はライフルの10分の一以下と思う。
片手で充分。リコイルは全く気にならない。「映画やTVで見る印象とはずいぶん違うなあ~、」「こんなもんか~。」で拍子抜け。そして頭の中で「これじゃ鹿は取れんなあ~。」と使い道が全く異なる道具なんだけどいつの間にか猟とリンクさせている自分が可笑しかった。

米国なんかではハンドガンハンティングなるジャンルがあるらしい。デカイ弾で「長銃身の短銃!?」 当たるのかな? ま、アメリカの話しだ。

そんなことより、猟期も残すところあと一月。的紙撃ってる場合じゃない。なんとか出猟回数を確保したい。

  • 2017年02月16日(木)06時11分

冬はやっぱり鍋だな。抜群の鹿鍋を紹介したい。

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Barが料理屋になってしまった。
店主ついに一線を越えてしまったようだ。

カウンターにガスコンロがセットされ、小鉢にレンゲと七味。
そして厳かにドデカイ土鍋が置かれた・・・。
おしゃれなカフェバーが一瞬で小料理屋だ。
そしてその鍋のクオリティーは小料理屋をはるかに超越した割烹レベルであることに驚嘆させられた。

★人生で食した鍋の中で一番感動した!=味噌仕立て鹿鍋=
聞くに、作り方も材料も特殊なことはなにも無かった。ただ手順と下拵えには手間がかかっていた。二日がかりだ。
酔っぱらって忘れてしまったが、材料だけは覚えている。
調味料系:味噌・胡麻油・酒・味醂・醤油・醤油麹
食材野菜系:ゴボウ・生姜・ネギ・わさびな・レンコン・大根・油揚げ
肉:モモ肉・スネ肉・前足つみれ

スネ肉がプルップルの筋を抱えていて柔らかくプッチンの感覚でメチャウマ。
そして仕上げのトッピングがモモ肉の醤油麹漬けで、煮込んでも全く固くならずびっくり。
つみれは口の中でほどける感じのはかなさ感だ。

上品で滋味深く優雅。野趣は全く感じられない。多分、鹿肉と言われても「エッ?」と思わされるハズだ。

特に重要なのはスネ肉の下茹で、2時間。根菜の炒め、たくさんの生姜。油揚げ。だそうだ。
店主は今、〆で悩んでいる。(次回に期待したい。)

  • 2017年02月12日(日)11時48分

独りでお出かけのご同輩。「車」万全で参りましょう! 

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(写真左:PTOの下から画像)
(写真中:前後デフロックインジケーター。ATのセンターデフじゃないぞ!)
(写真右:シャーピン画像)

今や猟場へのアクセスは例外なく車であろうと推察する。・・・ま~遥か昔はバスや汽車に鉄砲持った爺がいたが遠い昔で田舎の話だ。

現代の猟場への足は車だ。それもRVとかSUVと言われる類と思う。
もちろん四駆でデカくて重い。全備で3tを優に超える。

これでハマると人力で何とかなる話じゃない。単独猟ならなおさらだ。
自分は前後デフロック、ウインチなしでの山入りは考えられない。特にウインチは最終兵器だ。
PTOだけれどもこれまで何とかなってきた。本当は電動の方が倍以上力があってスピーディーで操作も便利なんだけど、古い車なので純正PTOだ。

ご存じの通り、PTOは限界が低い。シングルラインだと1,5tまでと言われている。(ちなみに車両用の電動は3,6tだ。)
ダブルラインで引くのが定石だが、アンカーが遠かったり、寒かったり吹雪いたりで面倒がるとシングルでやってしまう。そしてシャーピンを切ってしまう。「あ~、ダブルにすればよかった~。」と臍をかむ。雪深く寒い中でのシャーピン交換は地獄だ。そもそもハマってウインチ掛けるのだからシャーピン交換で車の下に潜り込むこと自体大変な労力を要する。

結論。面倒がらずに定石を大事にしたいものだ。・・・(自分に言い聞かせるように)
ご同輩!ダブルラインとエクステンションロープ。そしてシャーピンは常に予備を準備されたい。
帰宅したらマスター巻も忘れずに!

狩猟って、結構面倒かも!?

  • 2017年02月11日(土)00時00分

2月11日「建国記念の日」だ。皇紀二六七七年である。

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神武天皇建国以来2677年。なかなかのモンである。
西暦(キリスト生誕紀元)より660年も古い。「どんなもんだい!」となんだか胸を張りたくなる。

今や日本も国境を越えて商売をする時代である。自分も海外業務では西暦を使っている。が、時折国内文書の時などはなんでキリスト紀元の西暦を使うのかと不思議に思うことがある。皇紀や元号は日本人としてのアイデンテティーの一つと思うのだが。
そんなことで国内向け文書ではできるだけ元号を使うように気を付けている。
皇紀も使ってみたいが、世の中なぜか「皇」の字に極度のアレルギーを持つ層が少なからずあり、余計な反感を買いそうなので街場の業務では控えざるを得ない。(う~ん。なんだかな~・・。)

昔の有名な戦闘機「0戦=零戦=レイ戦」は皇紀2600年の末尾0を採っての命名だそうだ。なかなかにカッコいい!
皇紀由来の型式名称となっている。日本製を全面に出したオンリーワンの名称だ。Made In Japanの代名詞的で世界に打って出るにはかなり良さげな感じがする。

今年だったら、「ミロク77式散弾銃」とか、「豊和77式ボルトアクション」とかになって、英語にしても「Shot Gun; Type77 MIROKU」とか「Type77 Bolt Act HOWA」なんかエエんでないかい!?
車も「日産七七式スカイラインGTR」とか「マツダRX-77式」とか面白いと思う。

自分の国の伝統や神話、そして香り高い文化を大事にしたい。

  • 2017年02月09日(木)06時07分

バラシの達人「Wかな」参上。

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(鹿獲ってBarに届ける。連続したり、デカかったりすると店主もずるくなったのか助っ人を招請する・・・。)

「Wかな」に久々に会った。
Barの店主が「シカ肉やるからバラシに来い。」で呼んだとのことだ。
するとやるもんだ。もう一人プロの助っ人を引き連れての登場だ。
ま~、流れるような手さばき。
繊細でありながら思いきりもいい。どんどん精肉になっていく。
助っ人もさすがプロだ。二人であっという間にきれいなブロックをこさえた。

飲みながら、二人に話した。
「これ商売になるんじゃねえか~?」
「枝肉の抜骨、筋引き、部位ごとの精肉承ります。で札幌だったら需要有るような気がする。」
「年寄りは獲るだけでバラシ雑だし。若いモンは時間や場所が無い。」
「モモ一本いくらとか、ロース筋引き幾らとかで看板上げたらは?」
「缶詰やソーセージは業者有るけど、精肉加工承ります。は、まだないゾ!」

無責任な話をしてみた・・・。

さて、本日は獲れたてのヒレを焼いてもらった。もちろんウマイに決まっている。
=ヒレのたたき。=
内ヒレなので小ぶりだが、柔らかく淡泊ながらも実に上品なうま味。火の通し方が絶妙~!
わさび醤油と柚子胡椒醤油で頂いた。
日本人で良かった~。
もう~ほとんど刺身!だ。スッゲー美味かった。
内ヒレの喰い方の王道だな。これ以外の喰い方は無い!断言する。

ご同輩!鹿肉レシピ募集中。写真3枚とA4版1枚程度でよろしく。