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  • 2023年03月18日(土)06時27分

今期終猟。小さいのを授かった。

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今期の猟果はメスもオスも成体が多かった印象だ。猟果としては豊猟の年でありがたいことではあったが、食味に優れた小さいのとはなかなか出会えずに一本仔君やガニさんなんかを求めながら出猟を重ねていた。

先日やっとこさ欲しかった小鹿を授かった。遠かったが肩口脊髄で即倒だった。ただ肩ロースが弾で損傷し少し残念な状態でちょっとがっかり・・。

だけど小鹿はいい。俺も歳を取ったし回収が軽いことと精肉作業が楽で、何より柔らかくて美味い。子供たちもみんな独立し夫婦二人の生活ではちょうどいい猟果だ。

猟期はあと少し残っているが仕事もあり、この小鹿が今期撃ち止めとなる。弾も残り少なくほとんど在庫払底だ。

いい猟期だった。・・山の神様に感謝。

  • 2023年03月12日(日)08時24分

鹿肉のサラミと生ハムだ~。

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メッツゲライのゲゼレシェフによる本物だ。
そのままスライスして喰うのが一番うまい。ご高承の通りビールや赤ワインとのマリアージュは正に神憑りの相性だ。
ドイツの歴史と伝統に裏打ちされた確かな技術で手間も暇もかかった傑作だ。食の芸術と思う。

当然週末はドイツ料理だ。とは言っても簡単なものだ。
スーパーへ「アイントプフ(ドイツのポトフ)」の材料とドイツパン屋へ「ロッケンブロート(ドイツのライ麦黒パン)」を買いに出た。
・ロッケンブロートにはバターとカラシを塗って生ハムとタマネギ。
・鹿肉ソーセージで出汁を取ったアイントプフにはサラミのトッピング。
・赤ワインはセイコーマートがいい。

鉄砲やっていて本当に良かったと思えることがここかしこで感じられる。特に今期は新たにゲゼレシェフとの出会いがあった。猟のおかげだ。楽しいー!
(・・冷凍庫に入りきらないオスの行き場も確保できた。幸運な出会いに感謝。)

  • 2023年02月17日(金)06時03分

車のヒーターが不調で途中で出猟を止めた…。だって寒かったんだもん、、、。

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早朝なので近所迷惑を考えて暖気運転を控え低速で出発した。
エンジンがデカいのでヒーターが効き始めるまで10分~15分かかる。距離にして7~8㎞か。
そろそろいい頃かな? と思いヒーターのスイッチを入れる。
「ええ~っ、ブロアモーターが動かな~い。」何度もトライしたが沈黙したままだ・・。
ヒューズだと思いパネルを開けるとなんと30A仕様のでっかいBOXタイプのヒューズだった。スペアを用意してない(平ヒューズは複数用意がある・・。)そんなんで出猟を止めた。
若い頃なら「ヒーター!?そんなもん気合で無視せんかーい。」だったかと思うが、年取ると「だって寒いし、手冷たいし、風邪ひいたら大変だし~。」の根性無し丸出しだ。

家帰って馴染みの修理屋に電話した。「ヒューズ注文して~。」(最近、部品共販は個人注文を受けてくれない。)
修理屋、「オス、メスのどっち?」
俺「ヒューズの♂?♀? なにそれ?初めて聞いた。」
修理屋「車、持ってきて。見るは。」
それで急ぎ持ってくとエンジニアはヒューズを一顧だにせず、いきなりモーターを叩いた。
すると「ブ~ン。」と元気よく回るではないか。
修理屋「古い車のブロアは大体がモーターの接触不良かレジスターの不調なんだよね。応急的には叩くといいヨ。」
まるで昭和のアナログテレビだ。・・・嫌いじゃない。
ただ、モーターもレジスターも部品はもう無い。電装品修理屋さんを探さねばならない。
それとBOXヒューズの「ジェンダー」は新たな知見となった。

  • 2023年02月06日(月)06時42分

厚別の自家製ソーセージ・ベーコンのカフェだ。名店だ。

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自分の地元(新さっぽろ・厚別)に名店があった。
いっや~、実に美味いソーセージにハム、ベーコンだ。
もともとニセコで大きく店舗を構え修学旅行の受け入れや外国人に人気のレストランを経営されていたそうだ。
ただ、お二人でのオペレーションはかなり大変で、7年前にご夫婦で無理ない範囲のご商売をと考え厚別へ転居されたとのこと、金・土・日・月の週4日営業だ。
そしてカフェだけではなく、「手作りソーセージの料理教室」をメニューに載せている。これまた一ハンターとしては大変興味深い!オーナーシェフはドイツでの修行経験が長い。教室は二人以上の参加で講習料は一人\3,675。(自分的にはカミさんと二人で参加しようかと思っている。)
同店には完全ジビエの「鹿肉ソーセージ」もある。その技術。何とか体得したいものだ。

・・・今期のエゾシカ試作品(いや、完成品だ!)を試食させていただいた。ソーセージにミートパテ。・・・いやはや本場ドイツの底力を思い知らされた。
ソーセージは低温でじっくり焼いていただいた。なまらジューシーで最高にうまい!
ミートパテはそのままでも絶品だったが、黒パンにバターとカラシを薄く塗ってレタスとチーズ、ミートパテでオープンサンドにすると腰が抜ける程美味かった。ドイツ料理、ケシカランな!

「カフェ ベルク」厚別駅直近。2月18日にはUHB(北海道文化放送)「イットコ」で何やら放送されるそうだ。見逃せない。

  • 2023年01月30日(月)10時07分

「タコス」 メキシコ料理だ。初めてやってみた。

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鹿肉との相性抜群である。しかも簡単、便利、超ウマイ!

サルサソースと鹿肉の親和性が「これほどに!」と思わせるぐらいスッゴイので、是非チャレンジしてもらいたい。
メキシコ料理~!?で構えてしまうかもしれないが、材料・手間ともに実にお手軽だ。

材料
鹿肉:部位にこだわらない。切り身でもミンチでもソーセージでもなんでも良い。ハツやレバ、マメ(腎臓)でもいいと思う。
トルティーヤ:スーパーで5枚入り200円位で売ってる。
サルサソース:これもスーパーで瓶詰が売ってる。300円程度。
野菜系:レタス、トマト、玉ねぎ。ライムジュース(ポッカレモンでいい)
手間
1,レンジでちょっと温めたトルティーヤに刻んだレタス、トマト、玉ねぎを乗せる。
2,クレイジーソルトで焼いた鹿肉を載せる。(鹿肉ソーセージでも良い。)
3,サルサソースをたっぷりトッピング。ポッカレモンとタバスコ振ったら出来上がり!
*チリパウダー(チリペッパーじゃない方)、クミン、ナツメグ、ガラムマサラとかもいいよ~。
(もうちょい何かしたい人は「クックパッド」に沢山のレシピが挙がってる。)

写真は鹿肉ソーセージのブツ切り(左)と鹿挽肉(右)。
コロナビールとテキーラ(メスカル)をお忘れなく!

  • 2023年01月24日(火)09時12分

降ったね~雪。先週末は終日除雪だった。

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明けて日曜日。山廻りに出かけてみた。
いつもの猟場も案の定、積雪だった。ただ軽いパウダーなので見かけの積雪量程の障害ではなかったな。
それでもひとりで山廻りなので、林道入口で念のためにタイヤチェーンをかけた。スタックしてからの作業量と事前のタイヤチェーン作業を天秤にかけていた・・。(ちょっとの手間を惜しんで、苦行の長い一日となった経験は一度や二度ではない。)
チェーンをかけると多少の積雪や、轍・トレースの踏み外しは無視できる。スタッドレスだけだと往々にして想定ラインを外しアズって深みにハマる。
特に登りで出会いが有ったときなどはヤバい。気をつけたいものだ。

スノーシューも今季初登板。雪が軽いので脛の半分が沈む。ツボ足だったらおそらく股下かな?この歳でラッセルはかなり負担なのでスノーシューはやっぱ楽だ。(MSRにエクステンションプレートを追加している。フロート性能は5割増しだ。)

猟場の天候は晴れ。気温-6度。無風。パウダースノーで音もなく、なんだか実に穏やかな一日だった。
・・ありがたいことに出会いがあり、猟果に恵まれたことも喜びたい。いい山時間だった。

  • 2023年01月20日(金)10時43分

キムチチゲ 鹿肉バージョン

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冬はやっぱ、鍋だよね!
それも唐辛子がバチっと効いたキムチチゲは温まる~。
これに焼酎のお湯割りがあれば暖房が要らない。燃料高の今、最適なメニュー・取り合わせと思う。

鹿肉は前足や首肉、その他スジ肉や切れ端でいい。
フードプロセッサーでミンチにする。(スジが固まりとなるのでこれは圧力鍋で別料理とする用に取り出しておく。無駄にしない。)
ミンチはボウルに移しいろんなスパイスを片っ端から入れ、擦りおろしにんにくをたっぷり入れる!
肉の量にもよるが、最低でも2欠けから半玉は使う。
合わせミンチは小さくまとめてフライパンでしっかり焼き目をつけよう。

チゲはエバラの「プチっと鍋」のキムチ味でいい。超簡単!
あとは豆腐とキノコに野菜を入れて、焼いた鹿肉ミンチを投入。沸騰したらニラを放して出来上がりだ。
キムチを添えよう。極楽気分だ。(北日本フードのスーパー極上キムチ青ラベル辛口を勧める。)

多めに作って翌朝の朝食はキムチクッパだー!!朝からバチッと元気いっぱい「スッポン黒酢」も「エディケアex」もはるかに超えるポテンシャルがあると思う。

  • 2023年01月16日(月)18時43分

令和5年 初場所

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年が明け、新しい一年がスタートした。
気が付けばあっという間に2週間が過ぎていて、暦の上では松の内も明けようとしていた。
歳神様がお帰りなられる前に豊猟を祈願し出猟しなければ、と神棚に手を合わせ初場所に出向いた。ありがたいことに初日が出た。白星スタートで幸先が良い。全勝優勝は望んでいないが勝ち越しは、と願う猟期後半だ。

暖かい一日だった・・。
猟場への道すがら(国道沿い)の南斜面には暖気に誘われ鹿が群れていた。

猟場はガスがかかり雪も緩んでタイヤが効かず難儀した~。見えないし、足元はアズるで鹿の探索どころか四駆でスノーアタックみたいな感じだった。タイヤチェーンで何とかしのぐラッセルだった。
昼過ぎにガスも消えて出会いが有った。ありがたいことである。200m位の開豁地の奥、林間に微かに黒い影。スコープで覗くにミドルサイズのオンタだった。バイタルを狙点として引き金を落とした。一瞬走られたので外したかと思ったが10m程で昏倒だった。良かった~。やっぱ神頼みだな!
着弾点も狙点通りで一人悦に浸った良い初日だった。

回収は大変だった・・・。今年の歳神様は猟果をお恵み下さったが同時に試練の機会も忘れなかった。・・「いや、どう~も。」(芸人カミナリ風)・・で、ありがとうございます・・・。

  • 2022年12月23日(金)12時43分

「食肉自給率における需要と供給。」

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農水省の話ではない。我が家の話だ。
食肉自給率が供給過多だ・・・(ありがたいことではある)。

・・鹿肉の消費が追い付かない。3人の子供たちが皆独立し夫婦二人となって久しい。また寄る年波もあって食が細くなっている。いつのまにか冷凍庫の容量上限があと少しとなっていた・・・。
早急に消費拡大のための政策を講じなければならなくなった。

そんな時にたまたま目にした土曜日の「ジョブチューン」。(一流料理人!?とかが大手食関連企業の食品や料理に知ったかぶりで難癖をつける、しょーもない番組だ。不愉快なのでまず視ない。)
この日に限って本当にたまたまだった・・・。AJINOMOTO(味の素)の中華食材が紹介されていた。大家気取りの勘違い野郎の批評なんかはどうでもよかった。商品名「Cook Do 四川式麻婆豆腐」に引き込まれた。「コレだー!」で、早速買い求めた。そんで大当たり。

これまで我が家では既製品のレトルトや半製品関連を否定するわけではないが、なんとなく距離を置いてきた。今回踏み込んでみた。いや~いいは! 鹿肉を挽いて麻婆豆腐。最高だった。お手軽で美味い。次は「青椒肉絲」だな、赤身の鹿肉と相性はいいはずだ。回鍋肉もやってみたいが‥脂身のない肉とはどうだろうか・・まずはチャレンジだな。
丸美屋も良さげなラインナップが結構ある。試してみたい。
需要喚起と消費拡大に「合わせ調味料(半製品)」の世界、かなり楽しい。
(ジョブチューンにも思う。今の批評する方とされる方。逆じゃね?いっぺん引っくり返してもいいと思う。)‥もし自分が批評される側だったら絶対に云ってるだろう「ご批評アリガトウゴザイマス。今度開発関係者全員でお宅のお料理を頂に上がりたいと思いマス。」!! だ。

  • 2022年12月19日(月)09時54分

恒例の車検だった。

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今回は早かった。1週間で上がった。
事前に不具合箇所のパーツを入手していた事が奏功だった。

昨年までの車検でかなり手を入れていたので今回はタイロッドエンドの交換だけで済んだ。
ただこのタイロッドエンドには1年苦労した・・・。
車は4インチリフトアップしているのでステアリングリンケージにストレスがかからないように逆差し加工のタイロッドエンドを入れていた。ナックルアームと共に豪州製のブツだ。
20年前の品で今では輸入元も取り扱いが無く、直接豪州サイトも漁ってもみたが出なかった。
それでノーマルパーツを入手して札幌市内の金属加工業者数社に持ち込んだりしてみた。
残念ながら車両用の鍛造部品のため対応できる業者を見つけられなかった・・。

今回は整備工場の担当エンジニアに恵まれた。「・・加工部品の現物を見るに、逆テーパーの削り出し加工だ。出来ると思う。やってみるは。」で、「出来た。」 いや~ありがたい。
タイロッドとドラッグリンクへがっちり付けられてステアリングのふらつきが劇的に改善した。
やっぱり技術者だな! パーツの意図を理解し、材質・強度を推し量っての作業は確実で且つ安心感がある。1年間の金属加工業者めぐりは何だったのかとちょっとの徒労感もあったが、今は快適なハンドリングでそんな思いも吹っ飛んだ。(写真左:くたくたのタイロッドエンド。中央:新品部品で逆差し。)

猟に欠かせない「車」。万全のコンディションで運用したい。
車検ついでにウインチシャーピンも揃えた(写真右)。計10本だ。10年は持たせたい。
さあ。タイヤチェーンを積んで出かけよっと!