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  • 2014年05月14日(水)06時38分

春だ!畑だ。種まきだ。 

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山の畑も雪が消え、日に日に緑も濃くなってきた。気温も上がってお日様も元気だ。

一家揃って山の畑に入った。今年度の我が家の食糧計画に基づくTPP対応「食料安全保障プロジェクト」の第一弾だ。
親子3世代の労働力は大したもんで、1~2時間の作業で完了した。

第一弾はじゃがいもの作付だった。
今後、かぼちゃ、大根、とうきび・・・と拡大の予定だ。しかしながらやっぱり脅威は「鹿」だな。
周辺の林、森、藪にはしっかりシカ道がついている。有害鳥獣対策も自前でやらねばならない。今のところネットが有効だが仮にもハンターだ、何とかまとめて仕留めてやりたいと思っている。

 食料生産や調達は楽しい!たぶん人間の本能の大事なところにある「喜び」に直結していると思う。そして21世紀になってもやっぱりお天気は神頼みだ。
そんな人間にはどうにもならない世界に触れられるのも楽しい。
 4月から9月まで食料生産。10月から3月までは肉調達!生きてる実感がある!
(いつ仕事すんだ??? まっ、いいか。)

  • 2014年05月02日(金)19時04分

支部防除隊「護衛業務」(前門の熊、後門のトラ・・・防除隊危うし!)

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 4月。早くも護衛業務が実施された。GW中の投入は珍しい。かなり早いスタートだ。

 国の事業を請け負ったコンサルさんが、当該地の調査を行うこととなった。
公的な事業であり、調査にはしっかりとした安全対策が求められた。
時期は春熊シーズンのど真ん中、そして対象地区はほとんどが原生林。
ヒグマだって冬眠明けだ、暦も大型連休、親子連れ立って春の陽気の中お散歩ぐらいは楽しんでいいだろう。
そんなことで猟友会に護衛の依頼となった。

今回、陣立てが豪華だった。護衛対象者は「調査員1名」
そこに山岳ガイド兼スノーモービルオペレーターが1名。護衛ハンターが2名。
さらに調査員とハンターの移動のためにスノーモービル3台がオペレーターとともに用意された。(もちろんすべて公的許可の下の編成だ。)
調査員御一方に、6名の要員と4台のスノーモービルだった。
夜明け前集合。調査は夜明けとともに始まった。2ストの甲高い排気音と真っ白な排気煙。4台に7名が分乗し硬雪の作業道を原生林の奥深くへと進出した。
荘厳な渓谷と、残雪を噛み流れる水量豊富な透明度の高い雪解け水。雪の中でじっと春を待つ静かな森は本当に素晴らしいものだった。

調査地には当たり前のように熊の痕跡があった。小熊の跡も取れた。
心から願った。「絶対出てくれるなよ!」「やっと迎えた春だ。」「ここはお前達の場所だ。」「どうか、姿を見せないでくれ。」・・・・
静音が求められる調査のため音による忌避が促せなかった。煙草を無理して吸った・・。携帯灰皿がぱんぱんになった。(今度からは葉巻にしようと思う。)
心配された出没はなく調査は無事終了した。本当に良かった。

今後、この種調査の際はヘアトニックにポマード、オーデコロンたっぷりで出かけるべきと思う。そして葉巻だ。
だけど・・・嫁には何と説明しよう・・・。
絶対に言われそうだ「あんた!どこ行くの?」「山に行く。」「うそ!!」
防除隊員は「一身をなげうって」の気概が求められるが、今後はこれに「家庭でも、」が加わりそうだ。・・・防除隊にはいろんな覚悟がいる・・。

  • 2014年04月21日(月)06時27分

北海道のエゾシカ料理 絶大なる評価をいただいています。

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昨年から時々本コーナーで紹介している東京のご夫妻。またまた来札!!3ヶ月に一度は来てるんじゃないだろうか!? キーワードは鹿肉料理だ。メールで写真と感想をお寄せ頂いたので以下ご紹介したい。(中央写真は管理人提供)

=昨夜、行ってきましたー、bar trash。一言で言うと、想像以上でした・・・。いやいや、もう写真を見ては、にやにやしちゃいます。
 ふた品頂きました。
 ひと品目は、バルサミコと紹興酒で仕上げた、イメージでいうとイタリア系酢豚ならぬ酢鹿。見た目が黒酢の酢豚のようで、最初中華かなと思いました。でも、味は、まさに『イタリア系酢鹿。』 
 バルサミコならではの濃厚な風味、だからといって濃いんじゃないんです、とても洗練されていて、しかもお肉が感動するほど柔らかい。ごぼうも入っていて、鹿、鹿、ごぼう、という順番で頂くと、いやはや、やめられないとまらない!ものすごくあう! いや、ほんとにとまらない、とめてくれー、で、角ハイでひと呼吸。
そして、また箸が伸びる、の繰り返し、アッと言う間にカミさんとたいらげてしまいました。

そして、もう一品あるとのこと、「今焼いているのでちょっと待って下さいね。」、とオーナーさん。「えー、マジですか~!?」
なんだろう、なんだろう。期待と夢を膨らませ、やってきたのは、あの見覚えのある、たたき風!目の前に置かれたのは、『二種類のお肉のローストディア、おろしショウガ添え。』 「ショウガ!うひょー!」 真ん中にさりげなく緑を配する辺りが心憎いデザイン。

まいりました。マイりました。参りました。  三回言っても物足りない。

やーわーらーかーいー。目をつむっちゃいまして、一口ひと噛み、有り難く頂くひととき。
子鹿であることに、心がちょっとチクリとしつつ、あまりにもイノセントでソフトな口溶けに、本能がうまい、美味い、ありがたいと連呼。ものすごく、時間をかけて頂きました。
幸せでした。
僕もいつか自分で獲って、処理して、料理し、あるいは加工して、自分で酒を飲みながら色々なことを感じながら頂き、そして分る人にふるまう、そんな生活に憧れるし、本気でやりたいと思います!
今すぐではないかもしれませんが、まずは免許の年内取得をめざし、猟というライフスタイルを考えていきたいと思いますので、今後とも沢山のインスピレーションを頂きたいと思いますので、宜しくお願いします!=

(ハンターが増えそうだ。もう一押しだな!:管理人)

  • 2014年04月17日(木)14時38分

危うし! 山の定番、マルタイ 「棒ラーメン」。

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 今日のネットニュースを何気なく見ていたら衝撃の文字が並んでいた。
 「マルタイ業績赤字。」
http://topics.jp.msn.com/wadai/j-cast/article.aspx?articleid=4079015

ご存じ、あの「棒ラーメン」の会社だ。山の食料としてお世話になっている㈱マルタイ。ナントしても頑張ってもらいたい。

ネット上では支援の呼びかけも始まっている。「箱で買う!」「箱で買え!」だ。

自分も最近は山入りの際にも持って出ることが極端に減ったけど、心を入れ替えて常備品・常食にする。
 昔は結構良い値段だったけど、今では100円ショップの定番品だ。一袋に2食分。1食\50円だ。
 同じく100円ショップでワケギと紅ショウガの小分けパック買ってセットにしておく。そして、昔はコレにパック飯添えてラーメンと一緒に雑炊なんかにしたモンだ。(今はもうそんなに食えない・・・。)

 大きな声で言いたい!
 写真中央のカロリーに注目だ!!
 1食僅かに「218Kcal」!!!
ラーメン一杯で満足感一杯。だけど200kcal
これは時代の要請に完全にかなっている。時代がやっとマルタイに追いついた。
 
 日本からなくすわけにはいかない!ぜひ厚いご支援をお寄せいただきたい。(100円ショップで買うだけ!)よろしく。

 あっ、健康食品で売ればいいんだ!ダイエット食品でもいいな!ラーメン一杯200kcal。おにぎり一個分だ!女性やメタボから大絶賛だ!マルタイにメールしよっと!

  • 2014年04月10日(木)06時08分

平成26年度のヒグマ防除隊が編制された。

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札幌市からの委託を受け猟友会札幌支部が編成する「ヒグマ防除隊」。今年度の編成が完了し、勉強会と申し合わせ、実弾射撃訓練が開催された。

・市内各所の市民の森巡視。
 ・箱罠点検整備。
 ・出没時緊急対応。
 ・学校関係、児童登下校護衛。
 ・罠設置と定期巡回・・・等々。

 ここ数年、出動回数が多くなっている。うかつなクマが増えていることと、それに伴い出没情報の提供が増加していることなどが原因だろう。
 
防除隊は出動要請があれば即時に派遣される。一班四名編成だ。そして扱う道具は強力だ。
 クマ。「出てくるな。人間に見つかるな。舗装路は人間界の結界だ。近づくな!」
 

  • 2014年04月01日(火)20時18分

趣味人の枠を遙かに超越した絶品・逸品・芸術品! 

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南の小川部会長にいただいたエゾシカ肉ジャーキーだ!
先に開催された「狩猟フォーラム」のために小川部会長がポケットに忍ばせてきていた・・。
「試食コーナーで、もし何か足りなくなるようだったら、、、。」と心配いただき自家製ジャーキーを持込んでいただいていた。(主催者としてその気配りが本当にありがたく、嬉しかった。)
尊敬する大先輩だが祖父のようであり、父の様であり、そして(その経験は無いが)信頼の戦友のような気がする。

試食コーナーは大好評で多くの来場者に立ち寄っていただいた。かろうじて品切れにならずジャーキーの出動には及ばなかった。そしてこの事が自分にとって大きなご褒美として跳ね返ってきた。「試食コーナー大丈夫だったな!良かったな。よかったらこれ持ってきな。俺のお手製なんだ。味見してくれ。」

手にした瞬間に「ただモノではない!」と思った。バキュームパックからして違う。自分が使うご家庭用の半端な真空パックとは比べものにならない力が入ったモノダッタ。多分プロ仕様の業務用と思う。
 
おウチで晩酌のお供のレベルでない事は直ぐにわかった。Barに持込んでバーボンでいただいた。Barのオーナーが唸った。「これはスゴイ!!直ぐに仕入れたい。紹介してくれ!」だった。
本当に美味かった。厚み・固さ・風味・旨み・・・。最高のジャーキーだった。
店で買うジャーキーが干涸らびたサンダルに思えた。

小川部会長。あれこれ本当にありがとうございました!
 
 狩猟始めてみませんか? 良い縁、良い出会い、良い人生。実に楽しい!

  • 2014年03月29日(土)10時25分

今期も残すところあと数日・・・。

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 すっかり雪も消えた。
 南斜面は完全にぬけて、北斜面と東側にほんの少し残るだけだ。
 シカを見つけるのに苦労した。南斜面の木が立ち込む中にじっと止まっているヤツは背景に溶け込んで見つけるのに難儀する。そして本当に用心深い。
   
 この日は3度の出合いと発砲のチャンスをいただいたが獲れたのは1頭だった。
 小鹿をいただいた。
 ・・痩せている。それ故解体も搬出もまったく苦ではなかったが、この時期の小鹿を担ぐといつもちょっと心が重くなる・・。牡鹿のデッカイのを獲ったときはみじんも感じない、不思議な何かだ。

 いつものBARで小さな小さな命をいただいた。いただきます。と、ごちそうさま。は良い言葉だなと思った。

 今猟期も残すところ僅かだ。なんとか出猟できたらいいなと思っている。年度末と次期の仕事が机にてんこ盛りだ、街場もある意味猟場だ。頑張ろっと!

  • 2014年03月22日(土)13時00分

ただひたすらに感謝・・・。心からありがとうございます。

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   (パネリスト:中條高明氏)        (満席の開場)         (基調講演:久保俊治氏) 

札幌支部主催フォーラム「狩猟の魅力」(副題:狩猟始めてみませんか?)にご来場賜りました皆様に感謝申し上げます。

 3月20日(木)おかげさまでほとんど満席で開催することが出来た。
 当初本当に「5人しか来なかったらどうしよう。」と不安を隠せず迎えた当日だった。準備期間は事業決定から45日、実行委員は僅かに4人。共催には北海道がつき、後援にはJA中央会。巻き込んだ民間事業体6社。そして事業主旨から猟友会員の組織的動員は無し!
 かなりテンパってた。

 当日は有志が沢山応援に駆けつけていただきスタッフは12名を数えた。用意した座席は240。配付資料は200部。
 17:45 開場。
 18:30スタート。実数をカウントさせていただいた。190名の方の来場を確認した。
 終わってみれば配付資料の全てが捌け、入れ替わりを考えると220名以上の方に来場いただいたようだ。

 ほっとした・・・。
 素人の手作りイベントはなんとか体を為した。
 設営・運営には課題がいくつもあった。回収させていただいたアンケートは100サンプル。多くのご意見を頂いている。全て目をとおさせていただいた。次に活かさせていただく。

 ご来場いただきました全ての皆様に感謝。絶大なるご支援をいただいた北海道環境局生物多様性保全課・JA中央会様に感謝。そして講師久保様、パネリスト中條様、田畑さん、山口さん。ありがとうございました。
 
 SPECIAL THANKS!!
 銃砲店:小宮銃砲火薬店様  書籍:エコ・ネットワーク様  猟装:秀岳荘様  カスタムナイフ:今北一美様  罠:ファームエイジ㈱様  ジビエ試食:エゾシカ食肉事業協同組合様
  ご協力本当にありがとうございました。実行委一同。

P/S 早速、秀岳荘さんのブログでフォーラムが報告されています。ありがたい事です。http://shugakuso4.exblog.jp/
実行委の一人もブログで報告していただいている。http://sinmairyoushi.blogspot.jp/
 お疲れ様でした!

  • 2014年03月18日(火)17時20分

3月20日 フォーラム「狩猟の魅力」 札幌エルプラザ!!

 再度の御案内だ。
 是非ご来場賜りたい!

 プレスリリースを若干失敗してしまった・・。 「道を通じて記者クラブへ。」だったが、本来先週の木曜朝刊ウイークリーイベントでリリースされるべきだったが、掲載されたのが土曜日の夕刊にチョビットだけだった・・・。多分ほとんどの方が気づいていないと思う。

 急遽信頼のおける記者さんに泣きついた。
「前日でもいいからなんとか朝刊で頼む!!」
「同じイベントの直近二度出しは本来NGなんだよね~。」
「そこを曲げてなんとか~。キャバクラおごるから!(ジョーク)」
「ナンカの記事と抱き合わせかなんかで、考えてみるか・・・。キャバクラ3時間コースだな!(ジョーク)約束は出来んけどね。」
「OK!焼肉も付けちゃう!(ジョーク)」
 
 自分的に、かなりテンパっている・・・・。 

 この情報をお読みの貴方。貴方です!是非来場下さい。会場は250人収容です。(もし来場者が5人だけだったらどうしよう~とか、今スゴイ不安です。)
 ご家族・ご親戚・職場の方・お友達お誘い合わせの上是非ともご来場下さい。
 猟友会のイケメンに若いキレイどころがお迎えします。

 頼むぞ道新~!!(今、ウクライナ情勢がかなり気になっている・・・。平和であって欲しい・・・。)
 

  • 2014年03月06日(木)06時44分

今期は「山の神様」からのお恵みに感謝の猟期だ。 

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最近、出猟毎に3頭に恵まれている・・・。12月末から3度目だ・・・。
今期猟期の前半は、苦労に苦労を重ねてなんとか1日1頭~。みたいな感じだったのに・・。
過去、振り返っても1日に3頭射獲は一猟期に1回あるかどうかだ。限られた時間(日の出から日没まで)の中で、有効射程内で3度の出合いと3度の発砲の機会は自分的には希だ。

山入りし、射獲、解体(冷却)、回収。猟場変換し再度射獲、解体、回収、、、。そしてもう一回。
これは自分のなかでは一試合、3打席・3安打・3打点みたいな感じで出来過ぎの大当たりの部類だと思っている。(他のベテランハンターはもっともっと獲ってるのかもしれないが・・。)

別に腕が良いわけではないし、特段シカが増えている実感もない。完全に僥倖だと思っている。
だけどありがたい事である。「出合い」を与えてくれた山の神様に感謝の猟期だ。

自分の狩猟スタイルは「ミートハンティング」だ。大きな角や剥製にあまり興味がない。故に牡より牝、牝より小鹿。となる。
「いただいた恵みは余すところ無く美味しく頂戴する。」が基本であり、出来るだけ可食部分は良い状態で全量回収だ。
先頃から専用冷凍庫がいっぱいになってしまった。行きつけのBarもいっぱいだ。少しお休みしなければならないかと思っている。(だけど出猟しちゃうよなあ~。)
 
今猟期も残すところあと一月だ。心身共に健康であることに感謝をし、山の恵みに感謝をし、食べられる分。食べていただける分。を勘案した一月にしたいと思う。

山の神様に感謝。