記事一覧

  • 2015年02月01日(日)11時31分

優秀な若手の出現だ!「獲ったドー!」 =新人単独潜行猟=

アップロードファイル 199-1.jpgアップロードファイル 199-2.jpgアップロードファイル 199-3.jpg

 (痕跡だらけ。群れの予感。)      (記念すべき1頭。)      (骨付きだと、家族のウケがいい。)
 
 今年度新入会員から単独潜行猟での「初猟果」の報告が来た。
忍びでキッチリ詰めていくあたりは「技量甲!」を感じさせる。以下、コードネーム:岳人ハンターからの報告だ。
==============================================
 「よし!モリモリ鹿を獲って腕をあげるぞ!!」と意気込んだものの、狩猟者登録以後、仕事などなどで猟に出られない日々を過ごしていた。そして年が明け、なんとか時間が採れたのが1月初旬の某日だ。この日が記念すべき鹿猟のデビュー戦だ。しかし、出てみたところが悪かったのか?ほぼ6時間の膝ラッセルで終了・・・クマゲラ、エゾリスを間近で見ただけ・・・・鹿は遠くに見ただけ・・・・
 「こんなもんなのか???」

 狩猟第2戦は1月下旬に差しかかる某日、この日は兼ねてより鹿をよく見かけていた某所へ。部会長より頂いたアドバイスを胸に、尾根を駆け上がる。するとゴチャゴチャ鹿がいるではないか。でも私の銃では届くような距離にあらず、近くても走られてどうにもならず。とにかく稜線まで上がり、逃げた群れの先に回り込み上から狙う事としてみた。幸いこの日は南斜面に南風が吹いている。北側の風下側から鹿を探しながらチョコチョコ動き回る。これも幸い、雪が比較的フカフカで足音がしない、足音があっても風があるのでかき消される。

 斜面を単眼鏡で舐めるように探すと沢の右岸に寝ている奴らがいるではないか。さっき逃げた奴らだろう。対岸から狙うには200m以上ありそうだ。と、言う事で上に回り込み狙う。長年登山をやってきて良かった。登り、ラッセルが苦にならない。

 回り込んで尾根上から覗き込むと・・・・・みんなこっち見ているし。気づかれている・・・・距離計で覗くと130m。ん~~当てられるかな~~?ま、射撃場では当たっているからってことで。見事に走られる。が、当たったようだ。その後、50m位まで詰めて止めを入れる。ありがたい記念すべき1頭だ。一発目は首をかすっていた。止めはしっかり首に。

 解体も初めてだ。でもネット動画などで見たとおり、意外とサクサクばらせる。この日は有ろう事にナイフを忘れた。なのでダイソーの100円カッターでばらしたのだが、これが意外にもキレイにばらせる(刃は2枚つかいましたが)。脚は骨付きでお持ち帰り、皮は欲しいと言っていた輩にお土産。

 肉は1週間ほど熟成をかけ、カツ、焼き肉、煮込み等などへ。これか子供たちにも好評で旨い旨いと。これはまた獲ってこなきゃダメですね。
==============================================
岳人ハンターさん。おめでとう!初年度から大猟の予感・・・。今後お手柔らかに・・。(管理人)

  • 2015年01月24日(土)13時34分

いい店を発見した。「ビストランテ ヴィレクール」 フレンチだ。

アップロードファイル 198-1.jpgアップロードファイル 198-2.jpgアップロードファイル 198-3.jpg

シカ肉のその可能性に驚いた。
ドライエージングなる手法を初めて体験した。TV、ラジオで耳にはしていたがどんなもんだかは全く見当もつかず「ふ~ん、熟成肉なんだ~、へ~。」くらいの認識だった。

機会があって当該店を覗いてみた。そして試しにと思い、食してみた。そして驚いた。
自分が知っている鹿肉とは全く別物の世界があった。「ドライエージング」恐るべし。
うま味が凝縮!肉料理の別ジャンル!柔らかく、風味豊かで完璧に美味い!
素直に驚き一人で笑ってしまった。(おっさんが夜中にひとりでフレンチ喰って笑っているのはかなり気味悪い絵だったなと、今ちょっと反省している。)
だけど、ま、すっごいお肉だった。

 ちょうどお客が途切れた時だったのでシェフと少しお話ができた。お若いシェフだった。
店ではドライエージングの牛とシカに拘っていて。静内の業者「北海道食美楽」の熟成庫から仕入れているとのことだった。
 「食美楽では熟成にドライエージングの手法を取り入れていて、低温・一定湿度、そして循環管理をもって中長期の熟成を行っている。最高の素材だ。」とのことだった・・・・。

 もちろん最後は料理人の腕が決め手だ。

 フレンチやるナ!パロンブのシェフしかりヴィレクールのシェフしかり、若手がきっちちりいい仕事をしている。北海道は素材にも加工にも料理人にも恵まれている。最高―!
 
 ビストランテ ヴィレクール(Vraicoeur)
 札幌市中央区南3条西3丁目(都通り)克美ビルB1F
 011-252-0033 18:00~04:00 月曜定休
(お一人様だとちょっとさびしい。誰か誘って、ワインでドライエージングがいいと思う。)
 

  • 2015年01月12日(月)15時38分

鹿共同猟 白厚部会+南部会

アップロードファイル 197-1.jpgアップロードファイル 197-2.jpgアップロードファイル 197-3.jpg

ここ数年、年明け事業一発目として定着した「白厚+南鹿共猟」だ。
勢子猟としてはジャストサイズの20数名での事業であり、何と言っても日頃行き来のある両部会の事業である。気の置けない雰囲気が何と言っても一番だ。
下は20代から上は70代まで。新人から超ベテランまで多彩な陣立てになるのも楽しい。

今回も南部会にお世話になった。猟場の選定、見切り、配置、戦術と南の超ベテランのご指導をいただいた。白厚部会も人材としてベテランには事欠かない層の厚さがあるが、いかんせん当日運営事務方の自分が頼りない。(まだまだ修行中の身として、南の小川部会長他ベテラン連と白厚のベテランに甘えさせていただいている。 誠申し訳ない。)

今回の猟場も結構な頭数が入っていた。
無線から「6頭。南斜面を西へ走った!」
「4~5頭、裏の沢底に行ったー。」
「4頭確認。一頭潰した。他は上がった。ツネ回りいったゾー!」
ドッカ~ン! ズッド~ン!バン!バン!

自分は持ち場で1頭も目にすることはなかった。孤独だった。猟友たちはみんな元気だった。

解体・回収の応援に駆け付け、終猟の指示が出た。
昼過ぎ、降り始めた雪はいつの間にか大雪になりその中をベースへと戻る。
だけどそこには、お楽しみの熱々「南部会謹製 鹿汁」が待っていた。
二日間かけて作る「特製鹿汁」。大雪の中、頭と肩に雪を積もらせながら仲間と一緒に頂いた。美味かった~!

日頃、ほとんど一人で猟をする自分だが、二部会の共猟はいつも新しい狩猟の魅力を与えてくれる。「狩猟やってて良かった~。」だ。

一緒にやってみないか?

  • 2014年12月29日(月)18時37分

エッセイストで俳人 吉田類(ヨシダ ルイ)をご存じだろうか。

アップロードファイル 196-1.jpgアップロードファイル 196-2.jpgアップロードファイル 196-3.jpg

   (BS-TBS「酒場放浪記」)     (HBCラジオ タイトルバック)   (中公新書「酒場詩人の流儀」)

 「酔っぱらいのおっさん。」(失礼)の方が多分わかりやすいかと思う。
BS-TBSの「吉田類の酒場放浪記」の方だ。(北海道ではHBCラジオの金曜夕方の番組でこちらも「ゆる~り・ほろ酔いトーク」のタイトルでショートコーナーを担当している。)

実は自分はTVのこの「酒場放浪記」のファンで結構見ている。
内容は全国の大衆酒場を巡って「唯酒を飲み、唯肴を喰らう。」だ。こんな番組があっていいのかと思うくらいかなりゆるくてシンプルなコンセプトだ。
吉田さんはあんまり酒には強くなさそうで、番組も中盤あたりになると酔っぱらって顔が赤くなり、呂律も怪しくなる。常連さんの小上がりに突入していくなんかは完全にただの酔っぱらいで、かなりいい!

そして実はこの方と白石厚別部会の会員が実は昵懇の仲だったとわかった。
HBCラジオの番組でご一緒だったり、狩猟にも一緒に行っていたり、一緒に山登ったりと楽しくやっているとのことだ。

この度本が出た「酒場詩人の流儀」吉田類著(中公新書¥842)
この本の中で、札幌のベテランハンターとしていきなり巻頭から登場している。俳句仲間のハンターとかT氏とかで書かれているが、白厚部会所属の会員だ。

なんだか件のTV番組も吉田類さんもますます近くに感じるようになった。
まだご存じなかった方は是非BS-TBSをご覧いただきたい。そしてエッセイ「酒場詩人の流儀」なんかも正月にいいんではないだろうか。

  • 2014年12月18日(木)12時21分

北海道整備新幹線に貢献するハンター!(人知れず頑張るハンターが在る。)

アップロードファイル 195-1.jpgアップロードファイル 195-2.jpgアップロードファイル 195-3.jpg

白厚部会所属の若手が頑張っている。
レポートをお願いした。かなり大変な所に配置となっているようだ・・・。
===========================================
コードネーム;蝦夷地の用心棒
 2030年には北海道新幹線が札幌まで!!と、明るいニュースを耳にしてしばらく経った。事業は鋭意進められており、関係する工事も着工している。
しかし、この事業は渡島半島からニセコ、小樽の山岳地域を次々に貫くモノだ。
その工事を進める前には測量や環境、地質調査が欠かせない。
 そのエリアはもちろん「熊」の生息域でもある。道なきエリアの調査を進めるに当たり、作業員の安全を守るのもハンターの務めである。

 今回は地質調査に当たる作業員の護衛任務だ。林道の終点から川を遡ること3時間!!さらに強烈な根曲がり竹の尾根を越え、山の反対側まで1時間半、それから調査だ。実質的な調査時間は限られる。そんなような調査を広範囲に毎日続ける。この調査を終えると、今度は伐開路を付けるための護衛、道が付いたら続いて調査用のマシーンを運ぶための護衛などなど。こんなのがあと何年も続くのだと言う。今回のエリアは4頭の熊がいるようだ。200キロオーバーのオス、若いオス、あとメス+子供の組み合わせ。若いオス意外はすんなりと去っていくのだが、若いオスは作業中に近づいてくることがある。幸い一定の距離より寄ってこないのだが気は抜けない。
 この新幹線、札幌までのルートは延長の約76%がトンネルだという。地上部の土地改変が極めて限られるので、ある意味環境保全が図られるらしい。持続的な経済発展と合わせて雄大な北海道の自然も後世に伝えていきたいものだ。

写真左;万が一に備えて近づいてくる熊に構える。撃つのは最終手段、作業員に騒いでもらう。
写真中央;伐開路は草刈り機を回しているが油断できない。ルートは高性能のGPSでナビゲーションしてもらう。
写真右;谷底に逃げて行った熊をスコープで追う。尾根向こうに去ったのを確認してから調査地点に降りていく。

  • 2014年12月09日(火)06時07分

ロシア鉄砲事情 報告

アップロードファイル 194-1.jpgアップロードファイル 194-2.jpgアップロードファイル 194-3.jpg

アメリカに引き続き海外ネタだ。(by管理人)

ロシア極東に出向いていた。仕事の合間のわずかの時間だったが銃砲店をのぞいてみた。
店舗の規模は小さいがメードインロシアのハンティンググッズを目にし、先のUSA報告と比べてしまった。

米国の大店舗展開と比べるとロシアのそれは「田舎の雑貨屋」の印象だ。それ故田舎モンの自分としては大変居心地が良い店だった。訪れるお客も少なく、ロシア人老ハンターが店員と話し込んでいる。どうやら空気銃と散弾銃の鴨猟での使い分けについて語っているようだった。

商品の値段は全体的に安い感じはしないが、日本ではほとんど目にすることが無いようなものばかりで飽きない。
人力チェーンソーみたいなモノや12番紙薬莢、照明弾発射ピストルに綿素材の寝袋、なまら重たい携帯スコップに鋳鉄タンクのガソリンストーブ・・・一本竿でのシールスキー・・・。目にする品々からはロシアの重厚なハンティングスタイルが予見された。(軽快・快適・機動力。とはかなり距離感のある商品群だった)

韓国製のアウトドアグッズもあったがロシア製を見た後では「ちゃっちー!」が正直なところだ。

店員さんに「極東でのゲームはなんだ?」と聞いてみた。
「鳥猟なら鴨類、雁、菱喰、雉にエゾライチョウだな。」
「獣猟ならば場所によるけど、猪、黒熊、羆、ノロジカ、キツネ、タヌキ、クズリかな。」
「トナカイ、トラは禁漁だ。」
「冬は罠猟が盛んでトラバサミでミンクやカワウソ、キツネ、テンなんかが良いようだ。」
「毛皮猟師はやっぱり罠が主流だな。」

・・・極東ロシア、毛皮猟が生業として成立している。流通システムもある。
国がデカイだけじゃなく、深さもある!なんだか面白い。

  • 2014年11月17日(月)06時37分

U.S.A鉄砲事情 報告

アップロードファイル 193-1.jpgアップロードファイル 193-2.jpgアップロードファイル 193-3.jpg

会員が短期でアメリカ出張に行くという。「お、それは面白そう」と思い、本コーナーに投稿をお願いした。
=============================================
コードネーム:蝦夷地の用心棒です。
 猟期入ってすぐにアメリカへ業務出張がありました。
 出張先はアリゾナ州のフェニックス~プレスコットの当たりを巡っていました。
 道中目にするガンショップの数々・・・・・それもコンビニみたいなところにくっついているものや、大型ホームセンター級のものなど。その多さにも驚きです。
 また、ちょっと買い物にでると、レジの後ろにショットガンが普通に置いてある。
 「テレビで見るアメリカ」ってところでしょうか?
=報告!=
 「寄ってみるならお薦めだよ」ということで立ち寄ったのが「Cabela’s(カベラス)」。
シューティングとフィッシングの大型専門店と言ったところだ。
 店に入ると、日本ではまったく考えられない銃の陳列方法だ。普通に誰でも手に採って銃を見ることができる。ただし、引き金のところにはガードが付いており、指を入れることができない。それもそうであろう、その横では膨大な種類の弾が平積みで売っているのだ。カウンター後ろにある銃は引き金が引ける。それについては、店員に頼んで出してもらって手にすることができる(ピストルはすべてショーケースに入っている)。
 本当にすごい・・・。何がって?、お手軽さが!!カップル、初老の方、高校生だろう若者が「友達のお見舞いにこの中古ライフルどうだ?」みたいな感覚で銃を手にしている。安い中古銃は100ドルもしない。
 もっとすごいものを目にした。「子供用ライフル」だ。ハートマークやアニメがプリントされた銃を親と一緒に選んでいる光景はアメリカの日常なのだろう。そして一角には様々な写真が貼られていた。「12才の誕生記念の初猟で仕留めた○×鹿、おめでとうジェーン!」と女の子と仕留めた鹿の記念写真だった・・・・・。文化が違う・・・・・
 銃に関するグッツ、ウェアー、ブーツ、解体道具などなど、そろわないモノはないだろう。しかし、実際にはそんなに狩猟で獲物は獲れないらしい。州にもよるのだろうが、年に鹿1頭2頭取れればいい方だと。マシンガンなんかも売っていたが、一体どんな人が買うのだろうか???

*写真左;新銃と拳銃コーナー。店員の前で構えているのは親と一緒に銃を選んでいる子供。
*写真中央;中古銃は雑然とストックされている。誰でも気軽に手にできる。
*写真右;50口径(12.7㎜)対物ライフル。誰が何のために買うんだ? 78万円くらいでした。・・・
==============================================
管理人;・・・「~おめでとうジェーン!」のくだりには驚いた・・・。この一文が米国だ。
そして北海道の良さを実感したのが、「米国での年間獲物1頭か2頭。」ふふ~ん。アメリカのハンター、物は豊富だけど経験は大したことはないな。 「北海道は狩猟期間6か月!獲り放題!」そのことだけは国際的にみてパラダイスだし獲物の数もみんな一桁違うと思う。
蝦夷地の用心棒さん。投稿ありがとう!

  • 2014年11月12日(水)06時14分

フレンチのパロンブ

アップロードファイル 192-1.jpgアップロードファイル 192-2.jpgアップロードファイル 192-3.jpg

ジビエのフレンチレストラン「パロンブ」
兎に雉、鴨、鹿に猪と、目でも舌でも楽しませてくれるハンターでなくとも楽しいレストランだ。
猟期を迎えて久しぶりにお邪魔した。

席に着くなり間髪入れずに、「羆が入りましたよ~。」と笑顔でメニューを持ってきた。
「ウッソー!道産!?」(・・・愚かな質問だった。)
「今期の白糠産ですよ~。パテにしてみました。いかがですか~?」
「もちろん、いただく!」

写真がソレだ!
手前のガラスボールは本州産イノシシ、そして奥のパテが「ヒグマ」だ。
早速いただいてみた。野性味満点!うまい。
飲み込んだ時の鼻に抜けるフレーバーリリースから察するに、パテはグッドチョイス!さすが本格派シェフだ!
牛でも豚でも鹿でもない不思議な世界が鼻に抜けた。

少ないながらも経験上「ヒグマはうまい。」と思う。自分だけの感性ではなく、昔猟果に浴した時、ジビエ料理を個人的にいろいろ研究している方に少し差し上げたことがあった。その方がカツにして「羆定食」とか、鍋にして「ヒグマを味わう煮物」とか挑戦し、その印象を「上品!」と結論付けていた。主張がない。という辛辣な意見も関係の方から出ていたが、これは巷言われている臭い・硬いの対極にある評価と受け止めたい。

羆個体ごと、部位ごとにバラつきがあるとは思うが、基本的に美味い肉と思う。自分はすき焼きが良かった。

フレンチというジャンルはジビエにおいてどんな素材でも状態に合わせ適切な料理法、ソースがちゃんとある。ジビエのお国はさすがと思った・・・。

  • 2014年11月05日(水)06時30分

更新時技能講習。(ライフル編)

アップロードファイル 191-1.jpgアップロードファイル 191-2.jpgアップロードファイル 191-3.jpg

先の散弾銃技能講習に引き続き、今回は「更新時技能講習 ライフル」を受講してきた。
こちらも難しいことは一切ないが、「儀式」をしっかりと履行しなくてはならない為にかなり面倒感がある。
そして、指導官(審査員?)によって随分と違うもんなんだなあとも思った。

散弾講習の時は正に「指導官。」 教育者としての側面を強く感じた。少なくとも審査員ではなかったな。丁寧な指導には頭が下がる。
今回のライフルは審査官だった。まっ、決められた手順と発声をその通り「演舞」するだけのことだから何でもないことだが、お年寄りにとっては大変だろうなあと思った。

実射には参った。20発だ。試射10発を含め30発を50分で撃つ。
実猟はもちろんのことサイト合わせでも30発なんか撃たない。
しかも自分の弾は300WMGだ。指導官からも「300WMGかい!?キッツイな~。」と同情された。(自分もそう思う。)
試射はゼロイン確認で、委託で撃った。
本射はニーリングでやった。5発目くらいで飽きてくる。集中力が落ちてくることをハッキリ自覚する。心の中で「的じゃない。鹿だ!熊だ!ネックだ!」と言い聞かせていた。

結果、的(黒丸)を外れた弾痕はなかったと思うので基準点数はクリアしていると思う。

 技能講習散弾、経験者講習会、技能講習ライフルを7日間の内で全部終えた。まとめてやると体も頭も講習会モードが持続していていいと思った。順番もよかったと思う。

だけど金と暇がかかりすぎだ。弾代だけでも¥20,000超で、散弾との受講料含めると5万円を超える。高速道路に燃料代だってこのご時世安くない。・・3年毎にこれかヨ~!?
挙句に合格通知証は平日に所轄に取に来いときたもんだ。 「もうー、郵送せいよ!!」
(合否は講習終了時にはわかっているんだから、即日公布でもいいんでないかい? 大日本もうチョイ頑張ってくれい。)
 

  • 2014年11月03日(月)10時07分

鴨共同猟が行われた。(3年未満の部会新人対象事業)

アップロードファイル 190-1.jpgアップロードファイル 190-2.jpgアップロードファイル 190-3.jpg

 白石厚別部会と南部会の合同事業として両部会の新人対象「鴨撃ち共同猟」を行った。

教習射撃以来初めて銃を猟野に持ち出したというホヤホヤさんも参加した。
猟隊指揮は南の若手中堅どころがきっちりとまとめてくれた。「装填要件の明確化」、「都度の脱包と薬室開放の指示」、「タツマの配置」、「フラッシュの指示」・・・まあ~見事だった。自分はただ見てるだけだった。
指揮官から無線が入る。「堤体中央位置で待機、頭を下げて、銃口は上、発砲は上方のみ!」、「今日の風向きだと鴨は第一発砲で南に抜ける。」
「各自装填。」「行くよ~。」「ドッカ~ン!」
自分は頭の中でと右往左往しながら「あ~れ~。」「はい~、は~い。」と無様に空を仰いでいた。
みんなは上下二連や自動銃をバンバン打ち上げていた。
新人さんには中堅どころがしっかりくっついてフォローがなされている。
無線が入る「脱包。薬室開放」「回収~!」
そして「腸抜きの指導。」
まったくそつのない采配ぶりには脱帽だった。

メリハリのある指揮統率・具体的な指導、丁寧な助言。そして徹底。
勉強させていただいた。
新人さんみんなにはお土産もついた。たぶん猟の楽しさが伝わったのではないかと思う。

雪が降れば今度は「鹿」共猟だ。彼らと一緒の猟は清々しい。またご一緒させていただく予定だ。たぶん単独猟とは違う、彼ら流の共猟の魅力を見せてくれるだろう。今から楽しみだ。