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  • 2015年06月04日(木)06時54分

猟の帰りにはなんか買って帰ろう。=道北編=

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ハンターなら道北方面に遠征する機会もあろう。
そこで、そんな貴方に宗谷管内の伝統と格式、実績のメチャ美味スイーツをご紹介したい。
遠別町ハヤシ屋野村菓子舗の「たわら最中」だ。
・・・ご存じない?
それは大変残念。人生の半分を道端に捨ててると思う。

自分は甘いものがあまり得意ではなく、特に和菓子系は苦手だった。
ところが年齢を重ねるうちに嗜好に幅が出てきた。特に甘味品に日本の底力があることがわかってきた。その代表選手が遠別町「たわら最中」だ。
小豆餡が絶品だ!!
深く、複雑で頭の中でなんの甘さだろう、と探させるような不思議な餡子だ。

当該甘味品の歴史は古く、昭和六年創業、現在は四代目がその味を継承している。そして全国菓子大博覧会での数々の特賞、大賞受賞は「遠別たわら最中」の確かなクオリティーを裏付けている。

「たわら最中」は遠別町のこのお店だけでの販売だ。この時代にあってネットや通販とも無縁。店構えも昭和。自分的にはこのスタイルが大好きだ!
スイーツ系にありがちな風潮に合わせておしゃれに云々~は全く感じられない。頑固一徹!の信頼感が佇まいにも商品にも現れている。是非一度賞味すべきだろう。(注)日曜日が休みだ。

(当該店の商品に「ツンドラ」という洋菓子(パフ)がある。遠別という風土にどんピシャリなネーミングでありパッケージだ。昭和中期の甘さが引き継がれていると思う。今の時代とは違う懐かしい甘さだ。昭和にタイムスリップできる。う~ん、楽しい!)

・・猟の帰りには出向いた地元でなんか買おう!カミさんも家族も絶対喜んでくれる。
そしてそれは「来週も出かけるんでしょう~♪」「気を付けてね~♪♪」となり、笑顔で送り出してくれる。
(弾代2発分くらいで、猟が家庭円満の秘訣となる。深謀遠慮だ!フフフ)

  • 2015年05月28日(木)06時55分

ジビエ、ワインにシャルキュトリー。 フレンチレストラン 「ゴーシェ」だ。

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いっや~、、、開店案内をもらってから2カ月もたってからの訪問だ。

「5月は休まず営業~」とface bookにあったので、「多分、火曜日は空いているはず。」と予測して早い時間に一人で訪れてみた。
正解!

常連はみんな火曜定休が刷り込まれているし、いっつも行っているだろうからface bookなんかチェックしていない。大正解だった!
だけど1時間もしないあたりから混みはじめた。OPEN間もないのに繁盛店だ。

黒ビール二種にシャルキュトリー盛り合わせとうさぎのソーセージをいただいた。
うさぎのソーセージは初めての体験だった。表面はパリッと。中はふわふわしていてはんぺんみたいな新食感だった。もちろん美味い。

シェフと少し話した。新店舗オープンに当たりこだわったのが一部厨房機器だったそうだ。
何と言ってもまずは「業務用真空調理機。」ハンターならお持ちの家庭用真空パック機の大型高機能プロバージョン。(参考上代価格はなんと驚きの¥120万円。え~!だ。)、それともう一つが「大型コンベクションオーブン。」
この2台の導入で夫婦二人での店舗オペレーションに余裕ができるとのことだ・・・・。
ジビエといっても、ハンターとプロの世界では設備投資一つとっても桁が二つも三つも違う・・・。料理に感心、そしてプロの料理人の世界も少し垣間見せてくれる「ゴーシェ」。ハンターなら押さえておくべきレストランと思う。

カウンター席は3席、テーブル席は9卓18席(グループ用にアレンジ可能だ)。複数で行って「盛り合わせ」を頼むのがお勧めだ。

ゴーシェ face book
https://www.facebook.com/gaucher38

  • 2015年05月23日(土)06時15分

夢とT・G・I・F(Thanks God, It’s Friday.)

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現役(仕事)を離れ、いつでも山に出かけられるような身分になるのが目下の最大の夢だ・・・。
「定年退職」、「勇退」、「代替わり」、「年金生活」。もう~サイコーの響きだ。
(口の悪い友人からは「おまえの場合はクビで早期退職だ!。」と言われている・・・。)
年金まで、まだたっぷり二ケタの年数が残っている・・・。自分の親父の時代はたしか定年55歳だったと記憶している。なんだかずいぶん遠くになったなあ~と思う。
サンデイハンターの身分がまだまだ続く・・・。

たまに金曜の夜に出かけられるときがある。かなりお得感がある。猟場の近くまで進出して車中泊だ。車の後席と荷室がベッドになっていて寝袋に鍋釜、コンロで完全自己完結だ。当然、酒もつまみも積んでいる。
 ラジオを聴きながらバーボンとオイルサーディンにボンゴ豆で最高のフライデーナイトだ。秋口の天気のいい日は河原で小さな焚火なんかもできちゃう。こんな日は川音と焚火の爆ぜる音だけでいい。酒が進んでボトル半分はあっという間だ。
真冬でも寝袋に入って熱燗「燗番娘」(注)をやれば、たとえ車中が-20℃になっても楽しい。

 だけどなぜか土曜日だとこのウキウキ感覚が薄れる、ちょっと追われた感じとでも言おうか・・・。
やっぱ、無理してでも金曜日がいい。TGIFのFに価値があることがわかるような気がする。

そして北海道に生まれ育って感謝だ。TGI・H(Hokkaido or Hunting)でもいいかなと思う。

北海道はいい、狩猟始めてみないか? 
 狩猟だけではない、春は山菜、夏は渓流釣り、秋はキノコと楽しみが目白押しだ!
 夏の車中泊には網戸の網が必要だ。お忘れなく!

(注)お燗機能つきワンカップ。「燗番娘」・・今では製造中止だ。・・・かなり残念。ラスト一本いつ飲ろうかな・・
(どなたかデッドストック情報お持ちではないだろうか?賞味期限なんかは全く関係ない!よろしく。)

  • 2015年05月19日(火)06時19分

春だ! 食糧生産の季節だ。…自ら食料を獲得する!は狩猟に通ずる。

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(とりあえず、自家菜園の1/5ほどの面積を何とか耕起してネット張った。一日がかりだ。梨も花が咲いた。)

最近、考える。・・・・・街場に暮らす市井の一生活者としてだ。
現代において「生きる。」という上で市場経済や貨幣というシステムからどれ程の距離がとれるだろうか? システムに「依存」しない生き方はどの程度可能なのだろうか・・?と、
(誤解の無いように申し上げたい。決してそれらシステムを否定しているのではない。)
自分にとっては市場で得る価値と自らが生産する価値の相対は、多分後者は10倍以上のコストと思う。
ただ「依存の度合いを、全く個人的にどこまで低減できるのか、」の可能性の試考と試行は楽しいのではないかと考えた。福島原発崩壊前のDASH村みたいなもんかな。

シュミレーションを兼ねてまずは食糧生産の実践を、畑をステージに考えてみた。
日本人なら多分、米・味噌・塩・醤油・油があれば十分に豊かに生きられると思う。突き詰めれば、米・大豆・塩だろう。そしてそれらを自分で生産できるのだろうか?
大豆は経験済み。塩もOK。そこで今年、初の米作に挑む。
とは言ってももちろん水稲はどう考えても不可能だ。そこで陸稲を選択した。収量も食味も水稲と比し若干劣るらしいが徳用上米で育った自分にとっては上等だ。そして素人栽培だ。現実路線だと思う。

しか~し・・何を調べても北海道での生産履歴が無い。本州の種籾屋に「札幌に送ってくれ。」と言ったらかなり驚いていた。「北海道では~・・・(無言)。」は言外にムリでしょ!だと理解した。

自家採種の可能性を含めて今年の秋の結果が楽しみだ。
(陸稲の他はレギュラーメンバーのジャガイモ・かぼちゃ・大根・白菜・ピーマン・豆・なす・きゅうりだ。)

鉄砲持って獲物を追う生き方は悪くない。いろんなことを根源的に考える機会を与えてくれる。
・・・もしかすると狩猟やると頭が良くなるかもしれない・・・。
(文科省。学習指導要領に盛り込んでみないか?)

  • 2015年05月04日(月)11時11分

5月だ。GWだ。解禁まであと5か月ダ!  ・・ま、のんびり本でも読んでようか、、。

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北海道はいい! 3月末で終猟だが新年度を迎えそしてすぐに大忙しの夏、秋を迎え落ち着いたと思ったら、「解禁」。
夏の半年一生懸命仕事して、秋から冬の半年は猟だ。世界中見回してこんな素晴らしいところはない。
本州で猟をされている方! 北海道に来ないかい?半年間獲り放題だぞ!

道も市町村も、過疎だ。限界集落だ。消滅だ、なんか言ってないで猟の魅力で移住者を増やせるゾ!新しい切り口かと思う。

さて、今回は本の紹介だ。
「読書の秋」なんかと言うけど9月にでもなれば猟の準備で忙しくて読書どころではなくなる。今時期がいいんではないかと思う。

熊谷達也の森シリーズのマタギ三部作は読ませる。幅の広い時代背景。地理的にも極東まで広がる舞台設定。広く深く濃い! amazonやNetの古本で安く買えると思う。
中央
北海道苫前三毛別での羆熊害実話だ。吉村昭のドキュメンタリー小説「羆嵐」はあまりに有名だ。昭和の時代ラジオ番組になっていたとのことだ。
そして木村盛武氏の「慟哭の谷」は同事件の完全なノンフィクションであり、実況見分書の如き詳報資料となっている。どちらを読んでも寒気を感じさせる筆力がある。

マンガだ。谷口ジローだ。劇画というジャンルかと思うが、映画を見ているようだ。2次元の絵だけれど奥行や広がりが空間として感じられるほどだ。主題もハンターや猟、マタギが中心だ。

休みの日に冷えた缶ビールと柿の種で、読書!最高に贅沢だと思う。

  • 2015年04月27日(月)06時39分

ホームパーティーなる催しに初めて参加した・・・。ハンターでよかった・・・。

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(鹿肉三昧三段重)       (ホテルのブッフェかと思った)   (ご自宅・・何階!?バルコニーが怖かった。)

仕事の関係でお付き合いのある方から「ホームパーティーに来て。」のお誘いを受けた。もちろんお断りする理由などないので即答で「ありがとうございます。是非お伺いさせてください。」、な~んて言ってみたりした・・・。

だけど正直に言おう。内心「えええ~!?、」「どうしよう!?」「ホームパーティー!?」「一体どんなん?」
映画やドラマの中だけのことだと思っていた・・・。自分の人生で絶対に縁がないキーワードと思い込んでいた。
頭に浮かんだのはトム・クルーズやジョージ・クルーニー、メリル・ストリープだ。
「シャンパン片手に気の利いたジョークなんかを飛ばさねばならない。」、「ごきげんな話題提供も必須。」
そんな重圧感が押し寄せていた。自分、完全場違い。と思った。

主催者は大学の教授で、海外留学や学術学会なんかでいっつも欧米だ。列席の方々もアカデミズム系に省庁関連のナンダカさん・・・。多分みんないつものことなのだろう。こちらはパーティーといえば、完全に趣の異なるいわゆる日本伝統の「宅飲み」スタイルの経験しかない。
「スルメ、かまぼこ、餃子に鍋。」酒も「焼酎にビール(もとい発泡酒だ。)、清酒、時々ウイスキー」・・・。

・・・飲み会に行くのに緊張したのは学生時代の合コン以来だ。

主催者からは「当日は手ぶらでお願いします。」なんかのINFOもあったが、当然こちらとしては、いい歳してそんな言葉に騙されるわけにも行かない。
・・・どうしよう!?。
とその時、いきなり神の啓示が降りてきた。ロバート・デ・ニーロだ。ディアハンターだ。そうだ鹿肉ダー!
冷凍庫から鹿肉のいいところとソーセージにボロニア二種。さらにロシアの黒パン「ボロジンスキー」にウオトカを引っ張り出しいつものBarに走った。
着くなり「頼む!ホームパーティーだ。明日15:00に取りに来る。社運とハンターの社会的評価がかかっている。委細よろしく!」と無理くり押しつけて、当日出来たばかりの特製鹿肉料理を奪うようにしてホームパーティーへ。

成功だった・・・。クラコウソーセージ、ボロニアソーセージ2種、そして肉料理4種(鹿ローストオリーブソース、ジャーマンポテト風ラグー、鹿肉チャンチャン焼き、チリコンカン)三段重でいい感じになった。・・・鹿肉、ウケた。
ジョークも話題提供もエゾシカとロシアキーワードでキッチリまとまった。よかった~・・・。

エゾシカに感謝。
Bar のオーナーに感謝。
黒パンとウオトカに感謝。

ハンターでよかった~。!
(だけど、もうネタは尽きた。次回が有ったらどうしよう~)

パーティーはとても楽しかった・・・。世界のビール試飲会にワイン、シャンパン、ウオトカ。抜群のオードブルの数々。サッカーゲームにファイターズ中継に超高機能マッサージチェア。途中からコタツでウオトカ。
ホストと奥様に感謝!!

  • 2015年04月21日(火)06時06分

デビュー戦!!「初獲物!デカ鹿ゲット。」 コードネーム:もっちりハンター

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先に予告していた新人ハンターデビュー戦!詳報だ。もっちりハンターさん。ありがとう!
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 期待に胸を膨らませて1月中旬にハンターデビュー!それから毎週末、猟場に通ったものの一発も撃てない日々が続いていた。(鹿に会えない!)
そんな中、2月末にいつもの猟場とはまったく違う地方の山を訪れる機会があった。
 「初めての場所だし、鹿に会えればいいかな」そんな気持ちで除雪された林道をどんどん進むと、除雪区間の終点で間伐作業をしている木こりのおじいさんに出会った。

車を置き、挨拶をすると、おじいさんは遠くの針葉樹林を指さし、
「あの森まで林道が続いている。あそこには鹿がいるよ。」と、教えてくれた。
 おじいさんにお礼を言い、雲ひとつ無い晴天の下、スノーシューを履いて林道を進む。
鼻歌を歌いながら林道の曲がり角を曲がったその時、前方に鹿を発見!
 5頭(牡2、雌1、子2)の群れだ。そのうちの1頭(デカ牡)がじーっとこちらを見つめている。距離は70m。にらめっこが何分か続いた後、群れは移動しはじめた。
 こちらは、はーっと息を吐いて銃を肩から下ろし、群れの行方を追う。
 どうやら目の前の沢に下りたあと、向かいの斜面を登るつもりのようだ。
 こちらを気にしている様子はなく、深い雪の中をゆっくりと登っていく。

 弾を装填し、スコープで狙いを定めながら、子鹿かデカ牡かしばし迷う。
「初めての獲物だし、角が欲しいな」デカ牡を狙うことに決める。
先頭の牡を捉えるものの立木が邪魔でなかなか撃てない。視界が開けた場所に出た時にはスコープの距離計は200mを示していた。
 射撃場では100mまでしか撃ったことがないが、やるしかない!
 「どーん!!」轟音と衝撃で思わずスコープから目を離してしまう。狙ったデカ牡は首をぐぅっと下げて駆け出したが、10mほど走ったところでバタリと倒れた。
沢を渡り、深い雪をかき分けて、やっとのことで獲物に近づく。手を合わせ山の神様に感謝した。

 ここからが大変だった!解体は猟友会主催の解体研修会やネット動画で得た知識のおかげであまり苦労しなかったが、重たい肉の回収で地獄を見た。(白石厚別部会のHPで紹介されていた秀岳荘オリジナル「シカ肉回収専用バッグ」が欲しい!)
なんとか回収を終え、車のそばで作業を続けていたおじいさんに再びお礼を言って、さわやかな気持ちで山を後にしたのであった。

 ・・・猟期は長いようで短く、あっという間に終わってしまった感じです。昨期の経験を糧に夏の間はトレーニングを重ね、来期は解禁日から山に行きたいです。あ~待ち遠しい!(おわり)
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デビュー戦で、スラッグで、そしてこの距離はすごいは。天性のなにかがあるに違いない。お見事!(管理人)

  • 2015年04月17日(金)06時06分

・・・「ハンターはBarにいる。」  

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いつもの店にぶらっと立ち寄るとカウンターで偶然、同好の志と隣り合った。
件の方は本HPをご覧いただいていたようで、そこから興味をもってこの店を訪れていただいたようだ。
自分としては特段このBarについては店名以外住所も電話番号も載せていなかったので、ハンターと行き会うとは思っていなかった。

自己紹介して楽しい話となった。共通の猟友の名前も出て親近感も増し、なんだかずいぶん前から知っていたような感じがしたが実は彼は昨年免許を取得した新人さんで昨期がデビュー戦とのことだった。

曰く「なんとか獲れました~!」との頼もしい話であり、スマホの画像を拝見させていただいたところ、これが何となまらデッカイ牡!角も90㎝を楽に超えているような大物だった。「搬出大変でした~。」とほっとした表情でロックグラスを口にしていた。

良い時間だった。店のオーナーからは鹿肉料理がサーブされた。新作「きのことシカ肉のホイル包み焼き。」だ。酒はサントリー角瓶の復刻版。43度で現行品よりうまい。猟の話に酒とジビエ、解禁を心待ちにし待つ間も楽しみがある。(ただ心配は10月まで鹿肉の在庫持つだろうか・・・)

狩猟。なかなかに良い生き方と思う。(始めてみないか?)

(彼に「初猟!デカ鹿ゲット。」の投稿を頼んだ。近くUPできるかなと思っている。)

  • 2015年04月11日(土)06時07分

H26年度の狩猟期は終わった。10月までは獲物をいただく酒良期だ。

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4月を迎えすでに昨期となってしまったH26年度。仕事に追われなかなか思うように猟に出られず自分の中では少しフラストレーションがたまった猟期だった。次期は万全の態勢で臨む!
今年は10月までに、その後の残り半年分の仕事の段取りをつけてしまえばいい。
ヤルぞ~!

そして気分を更に前向きにするにはやっぱり「獲物で一杯。」が一番だ。
何よりモチベーションを上げてくれるし、何やるにしてもヤル気が出る。「獲ってくれば、うまいもんが食える!」は本能に訴えかける何よりの動機づけと思う。

新年度に入りいつものBarで新作が矢継ぎ早に供された。
どれもこれまでにはなかった手法での一皿だ。

*エゾシカ背ロース フライパンロースト クレージーソルトウエルダン。
 付け合せのソースが秀逸! ウエルダンにドンぴしゃりだった。
=オリーブオイルにガーリック。オリーブの実グリーンとブラックのみじんにタマネギソテーを和えて塩コショウ=
 いや~、ウエルダンの意味が分かった。肉がソースを吸い込む。歯ごたえも最高!食事としての料理ではなく、酒の当てとして、肴として、特化した一皿だった。酒はラガヴリン16年。う~ん、モチベーション上がる~。

**エゾシカ リエットのバゲット。
丁寧に手ほぐし、そしてバゲットだ。バゲットもガーリックトーストに仕上げてあって「あったかいんだからぁ♪~」の一品だった。ワインは「マルキ・ド・ボーラ ソビニヨンブラン」白。ワインはよくわからないけどヨカッタァ~。

***エゾシカ醤油麹漬けにジャガイモのフライパン炒め。
仕上げにチーズを載せてパセリを振る・・・。醤油麹漬けの肉の風味・柔らかさがホクホクポテトとチーズに合体!! 醤油麹最高。酒は純米吟醸でいただいたが、ビールでもワインでも酒を選ばないと思う。

いや~長生きはするもんだな!

  • 2015年04月10日(金)06時49分

さて、春だ。4月だ。猟の方はしばらくの間お休みだ。

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4月の第2週。阿寒で会議があり1泊2日で札幌から出向いた。
足寄からの峠の道中で国道沿いに鹿が群れているのを車中から見た。
車を止めて写真を撮った。

鹿め、完全に終猟がわかっている。
車を止めてもカメラを向けても一向に逃げるそぶりを見せない
・・鹿の心の言葉が聞こえてきた・・・「先々週で今期は終猟だろう。お前も今はどうせ丸腰だろ!ま、写真でも撮っていけや、ポーズはこんなんでいいか?」
そんな風に聞こえた・・・。
国道沿いで距離は15m位かと思う。

毎年、4月になると国道沿いの法面には鹿が多い。
その年によって自分の感じ方も随分と違う。猟期中に豊猟だった時は「よし。よく生き残った!頑張れよ!」の時もあれば、猟にあんまり出られなかった年の4月は「この野郎!当て付けかー!10月までそこに立ってろ!」みたいな感じ。

人間調子いいもんだなあ~と自省を深める4月だ。

十勝も釧路管内も残雪がことのほか多かった。やっぱり今冬の爆弾低気圧波状攻撃のせいだな。気候がやっぱり変だ。鹿の付場も変わってくるに違いない。
だけど今度の10月。とりあえずは阿寒だ!
待ってろよー!今度向けるのは、同じニコンでも望遠レンズじゃねーぞ~、照準眼鏡だ-。